海外FXでは世界中の主要株価指数のCFDが取引できます。国内ではなかなか取り扱っていないCFDも多いのが海外FXのメリットの1つです。海外FXで株価指数CFDを取引するなら、注目したいのがフランス株価指数40、FRA40やCAC40とも呼ばれている株価指数です。
まず国内では、フランス株価指数40が取引できる業者はほとんどないでしょう。ここで、そもそも株価指数とは?CFDとは?と疑問に思う方もいますよね。
海外の株価指数CFDとは
最初に、CFDとはそもそもどのような金融商品なのかを見ていきましょう。
CFDとは
差金決済とは、株式や株価指数、先物などの金融商品の売買価格を取引するもので、将来的な値上がりや値下がりによる価格差から利益を得る方法のことです。市場に実在する金融商品の現物を取引するわけではないのがCFDの特徴です。
売買価格を取引するのがCFD
貴金属や原油、日経225、TOPIX、NYダウなどの金融商品が実際の市場では取引されていますよね。
これをCFDでは、実在する商品ではなく各金融商品の取引価格を対象に売買していきます。FXも正確にはCFD商品の1つになるのです。
実際の金融商品を取引する感覚で取り組める
すべてのCFDは、実際に市場で取引されている株式や株価指数・先物商品などの価格がそのまま反映される仕組みになっています。取引する業者によって銘柄名は色々と異なりますが、基盤となっている売買価格は、実際に取引されている金融商品です。
OANDAのサイトにて、CFD商品についてさらに詳しく解説していますので合わせて参考にして下さい。
株価指数CFDとは
株価指数CFDとは、実在する株価指数の売買価格が取引できる商品のことです。
株価指数とは、
特定の株価・銘柄(複数の株価)の平均を数値で表したものです。各国の株式市場の動向を計る指標としても使われています。
- 日経225(日経平均)
- TOPIX(東証株価指数)
- NYダウ株価指数
- ナスダック株価指数
- NYSE株価指数
- S&P500株価指数
- ユーロストック50株価指数
- ドイツDAX指数
- FTSE100指数
などがあります。
フランス株価指数40とは
フランスは、ヨーロッパでドイツの次に大きな証券取引所ユーロネクスト・パリを有している国です。FRAはFRANCEを略したもの、CACはフランス株価指数がフランス語でCotation Assistée en Continuという名称であることからきています。
フランス株価指数40はフランスの最も重要な株価指数であるとともに、ドイツのDAXや英国のFTSE100と並んで注目されている指標です。
フランス株価指数40の特徴
フランス株価指数40は、時価総額が上位100銘柄のうち上位40にランクインする株式銘柄にて構成されています。日本人にも馴染みがあるハイブランドの大企業が多いことがフランス株価指数40の特徴です。
銘柄 | 企業名 | 業種 |
---|---|---|
AIR | AIRBUS GROUP/エアバスグループ | 航空・宇宙産業 |
OR | L’OREAL/ロレアル | 化学・化粧品 |
MC | LVMH /ルイ・ヴィトン | 小売り・ファッション |
RMS | HERMES INTERNATIONAL/エルメス | 小売り・ファッション |
ML | Michelin/ミシェラン | 工業用ゴム・タイヤ |
KER | Kering/ケリング | 小売り・ファッション |
EN | Bouygues/ブイグ | 建設・通信 |
RI | Pernod Ricard/ペルノ・リカール | アルコール飲料 |
CS | Axa/アクサ | 生命保険・損害保険 |
TTE | TotalEnergies/トタルエナジー | エネルギー |
AIRP | Air Liquide/エア・リキード | エネルギー |
ファッションブランドのルイ・ヴィトン、エルメス、ケリング。タイヤメーカーのミシェラン、保険のアクサなど有名な企業が含まれています。フランス株価指数40のエアバスグループ、ルイヴィトン、サフラン、トタルエナジーなどはヨーロッパ株価指数50を構成する銘柄でもあります。
ヨーロッパ株価指数の国別構成比率
ヨーロッパ株価指数50の構成比率を国別で見ると、
- フランス 35.8%
- ドイツ 32.4%
- オランダ 17.7%
となります。
フランス株価指数50のトレード方法
フランス株価指数50は、取り扱いがある海外FX業者にてFXと同じようにMT4・MT5でトレードできます。
トレード条件は業者によって異なりますが、概ねは以下のとおりです。
- 最大レバレッジ:50倍~200倍
- スプレッド:1.0pips~2.0pips
- 手数料:無料~1ドル前後
- スワップポイント(現物):ロング(-0.40~ 4.0)、ショート(-0.40~ -0.60)
- 現物/スポット、または先物/期限つき、と選択できる
- 取引単位:単元も可能、0.01ロット(10契約)~が平均的
フランス株価指数40のメリットを国内と比較
海外FXでフランス株価指数40を取引するメリットを、国内FXの場合と比較しながら見ていきます。
海外FX フランス株価指数のメリット
メリット1.取り扱う業者が多い
フランス株価指数40を海外FXでするメリットは、何といっても取り扱う業者が多いことです。幅広い選択肢の中から、条件に合った業者を探すことができます。
フランス株価指数40が取引できる海外FX業者
- TitanFX
- XM
- AXIORY
- HotForex
- Land-FX
- FBS
- Traderstrsut
- AnzoCapital
- iForex
- IronFX
- IFCMarkets
- FxPro
- Exness
- ThreeTraders
国内FX業者では?
国内FX業者ではCFDでヨーロッパ株価指数50が取引できる業者は数えるほどしかありません。ほんの一部の外資系にて取り扱っています。
メリット2.ハイレバレッジがかけれる!
海外FXで株価指数CFDをするもう1つのメリットは、ハイレバレッジで取引できることです。
業者ごとに、最大レバレッジの設定が異なりますが低い場合でも50倍程度、平均して100倍~200倍程度のレバレッジがかけれます。
国内FX業者では?
国内FXではレバレッジ規制があるため、株価指数CFDの最大レバレッジは10倍とかなり低めです。
メリット3.ロスカットの条件がよい!
海外FXならロスカット基準は20%~30%が平均的で、しかもゼロカットシステムが採用されているので万が一の時でも負債を抱える心配がありません。ロスカットの条件がよいことが海外FXを選択する投資家も多いようです。
国内FX業者では?
国内FXではロスカット基準50~100%と高め。ゼロカットシステムがないので、急激な為替変動にて過去には負債を抱えた投資家も結構いるのです。
メリット4.ボーナスで証拠金の底上げも可能!
そして、海外FXでは口座開設ボーナスや入金ボーナスがもらえることが大きなメリットです。ボーナスを提供している海外FX業者を選ぶことで、証拠金を増やすことが可能です。
100%入金ボーナスの場合だと、資金の2倍の証拠金で取引できます。
国内FX業者では?
国内FXでは、ボーナスという制度は採用されていません。自分が用意した資金分しか取引できないのです。
メリット5.スプレッドが狭い!
さらに注目したいのが株価指数CFDスプレッドです。海外FXの方がスプレッドは狭い設定となっています。フランス株価指数40のスプレッドは、海外FXだと1.00~2.00あたりが平均的です。
国内FX業者では?
国内FXでは狭い場合でも2.0、外資系あたりでは3.0~5.0ぐらいの設定となります。
メリット6.スワップが高めでつく場合もある!
最後にフランス株価指数40では、何と海外FXでもプラスで高めのスワップがつく海外FX業者もあるのです。海外FXでは、マイナススワップが主流ですので現物の株価指数CFDでもマイナススワップがほとんどです。
ごく1部の業者ではフランス株価指数40のロングでスワップがプラスの設定になっています。こちらは後ほど、海外FX業者をご紹介する際に詳しく述べていきます。
国内FX業者では?
国内FXの場合、ロングではプラスのスワップがつきます。
フランス株価指数40のデメリットを国内と比較
では、次にフランス株価指数40を海外FXで取引するデメリットを国内FXと比較しながら見ていきましょう。
海外FX フランス株価指数40のデメリット
デメリット1.マイナススワップが主流となる
商品やポジションを問わず、海外FXではマイナススワップが主流となるので注意しなければなりません。CFDの先物であればスワップは発生しませんが、期限があるので気をつけて下さい。
フランス株価指数のCFDのスポット(現物)の場合は、業者にもよりますがマイナススワップがロングで-0.40~-0.60、ショートで-0.50~-0.60程度となります。
国内FX業者では?
国内FXの場合は、ロングではプラス、ショートでマイナスとなりますが、そもそも取り扱う業者が限られているのが難点です。
デメリット2.手数料がかかる場合がある
海外FXの株価指数CFDでは業者によって、手数料が無料の場合と手数料がかかる場合があります。手数料がかかる場合は、1ロットあたりで往復1ドル程度が別途で課金されます。
国内FX業者では?
国内FXでは手数料は基本的に無料ですが、利用できる外資系の場合、最低入金額が高くなります。
デメリット3.取引条件の詳細が英語となる場合がある
海外FXの株価指数でもう1つデメリットとなるのが、業者によっては取引条件の詳細が一部または全部英語表記となる場合があることです。英語が苦手な方は、完全に日本語で確認できる業者を選ぶようにしましょう。
国内FX業者では?
当然、100%日本語なので安心できます。ただ、外資系のみの取り扱いとなります。
フランス株価指数40の攻略法
では、次にフランス株価指数の攻略法をご紹介しておきましょう。
攻略法1.フランス株価指数40の上位銘柄を抑えておく!
マーケットキャピタルの上位10にランクインする銘柄は以下の通りです。
フランス株価指数40の上位銘柄(単位/bn=10億)
- LVMH → $367.19bn
- L’OREAL → $230.27bn
- Hermes → $148.44bn
- TotalEnergy → $132.32bn
- Airbus → $123.02bn
- Sanof → $101.38bn
- Schneider Electric → $94.74bn
- Kering → $89.99bn
- EssilorLuxottica → $84.31bn
- BNP Parbas → $83.84bn
上位銘柄ランキングは以下のサイトから確認できます。
フランス株価指数銘柄の個別株の動向はこちらのサイトから確認できます。
攻略法2.フランスの経済指標をチェックする!
中でも株価に影響を与えがちな指標は、
- GDP成長率
- 金融政策
- 失業率
- 景況感指数
- 製造業・サービスPMI指数
- コロナウイルスワクチン接種率
など。
フランスだけでなくEUの経済指標もチェックするようにしましょう。
フランスのGDP成長率
フランスの経済指標データはこちらから確認できます。
攻略法3.主要国の株価指数も見ておこう!
チェックしておきたい主要国の株価指数は、
- NYダウ、S&P、ナスダック(米国株価指数)
- FTSE100(英国株価指数)
- 日経225(日経平均株価指数)
- ハンセン指数(香港株価指数)
- CSI300指数(上海株価指数)
- DAX(ドイツ株価指数)
- EU50(ヨーロッパ株価指数)
など。
とくにヨーロッパの株価指数は連動する傾向にあるので要チェックです。
EUの経済情勢やBrexitの影響を受けやすいのでEU関連のニュースも必ずチェックするようにしましょう。
フランス株価指数40おすすめの海外FX業者
最後に、フランス株価指数40でおすすめの海外FX業者をご紹介いたします。
スワップが狙える!「HotForex」
口座の種類 セント口座/STP
取引手数料
(pips換算:片道)0.00
最小スプレッド
米ドル/円1.20
平均スプレッド
米ドル/円2.20
最大レバレッジ 2000倍
約定力
最低入金額 0円
- 最大レバレッジ:200倍
- 取引単位:1契約~
- スワップポイント(現物):ロング/4.53、ショート/-0.61
株価指数の取り扱い数ではトップクラスにあるHotForex。多彩な株価指数が取引可能で、とくにフランス株価指数40に関しては現物のロングでプラスのスワップがつくことに注目です。
往復で1ドルの手数料がかかりますが、保有するだけでスワップポイントが貯まりますので、中長期的な投資にも活用できます。
※ただし、スワップポイントは時期によって変動するので注意が必要
まとまった資金を運用!「AXIORY」
口座の種類 ナノ口座/MT4/ECN
取引手数料
(pips換算:片道)0.30
最小スプレッド
米ドル/円0.10
平均スプレッド
米ドル/円0.60
最大レバレッジ 400倍(~10万ドル)
300倍(~20万ドル)
200倍(20万ドル~)
約定力 約定率:99.97%
スリッページ平均:0.039pips
約定スピード:202.42m/sec
最低入金額 2万円相当
- 最大レバレッジ:100倍
- 完全信託保全を採用
- 現物株式も取引可能
資産保全が不安要素となりがちな海外FXで、AXIORYは完全信託保全を採用する希少な海外FX業者です。
この機会にまとまった資金にてフランス株価指数40を運用していきたい方は、AXIORYならまとまった資金でも安心です。加えて、最狭スプレッドと高い約定力で短期トレードにも有利。現物株式への投資も可能です。
まとめ
フランス株価指数40は、フランスを代表する株式銘柄4から構成されたインデックスです。ルイ・ヴィトンやロレアルなど、日本でも人気のハイブランド銘柄にまとめて投資することができます。
フランスの株式やインデックスは国内では取り扱いがないため、なかなか興味があっても取引することができませんよね。海外FXなら、多くの業者が取り扱っていますので、幅広い選択肢から利用する業者を選ぶことができます。
ぜひ、この機会に海外FXのCFDにもチャレンジしてみましょう!