日経株価指数225は、日経平均(JP225、nikkei225)とも呼ばれている株価指数で、日本経済を計るための重要な指標です。海外・国内を問わず、日経株価指数は人気の商品です。日経株価指数とはどのような商品なのか気になっている方は多いでしょう。
ここで、そもそもCFDが何なのかわからない、と疑問に思う方もいますよね。
海外FXの株価指数CFDとは
市場では、毎日実に多彩な金融商品が取引されていて、FX(外国為替)も数多くある金融商品の1つです。海外FXでは通貨ペアと同時に貴金属や原油、株価指数などのCFD商品を提供する業者が非常に多いのが特徴です。
そもそも株価指数CFDとはどんな商品なのか、一般的に市場で取引されている株価指数とはどう異なるのか、など疑問に思うことも多いですよね。
まずは、株価指数CFDとはどんな金融商品なのかを見ていきましょう。
CFDとは
「差金決済」とは、株式や株価指数、先物などの金融商品の売買価格を取引するもので、将来的な値上がりや値下がりによる価格差から利益を得る取引方法のことです。市場に実在する金融商品の現物を取引するわけではないのがCFDの特徴です。
売買価格を取引するのがCFD
貴金属や原油、日経225、TOPIX、NYダウなどの金融商品が実際の市場では取引されていますよね。
これをCFDでは、実在する商品ではなく各金融商品の取引価格を対象に売買していきます。FXも正確にはCFD商品の1つになるのです。
実際の金融商品を取引する感覚で取り組める
すべてのCFDは、実際に市場で取引されている株式や株価指数・先物商品などの価格がそのまま反映される仕組みになっています。取引する業者によって銘柄名は色々と異なりますが、基盤となっている売買価格は、実際に取引されている金融商品となります。
株価指数CFDとは
株価指数CFDとは、実在する株価指数の売買価格が取引できる商品のことです。
株価指数とは、
特定の株価・銘柄(複数の株価)の平均を数値で表したものです。各国の株式市場の動向を計る指標としても使われています。
- 日経225(日経平均)
- TOPIX(東証株価指数)
- NYダウ株価指数
- ナスダック株価指数
- NYSE株価指数
- S&P500株価指数
- ユーロストック50株価指数
- ドイツDAX指数
- FTSE100指数
などがあります。
日経株価指数225とは
日経株価指数は、日本経済や日本の株式市場を計るうえで最も重要な指標とされています。日本経済新聞社が東証1部上場企業の中から流動性・時価総額が高い企業225社を選出しています。
株式取引ではお馴染みの指標となり、日経株価指数が上昇するとその他多くの株式も連動して上昇する傾向にあります。
株価指数CFD商品が少ない国内FXでも、日経株価指数225なら取り扱う業者が比較的に多くなるのが特徴です。
日経株価指数225の特徴
日本人なら誰でも知っているような大手企業が名前を連ねているのが、日経株価指数225の特徴です。株式にあまり詳しくない方でも親近感が持てます。
銘柄 | 企業名 | 業種 | おもな事業・商品・サービス |
---|---|---|---|
6753 | ソニー・グループ | 電気機器 | PlayStastation、オーディオ、TV |
6902 | パナソニック | 電気機器 | 家電、住宅設備、電池 |
6981 | 村田製作所 | 電気機器 | 半導体装置、電子部品、コンデンサー |
7267 | ホンダ | 自動車 | 自動車、航空機、バイク |
7203 | トヨタ | 自動車 | 自動車、トラック、特装車 |
7733 | オリンパス | 精密機器 | 医療機器、産業製品 |
8053 | 住友商事 | 商社 | 輸出入貿易、卸売販売 |
8002 | 丸紅 | 商社 | 輸出入貿易、卸売販売 |
9983 | ファストリテイング | 小売 | 衣料品・服飾品 |
3382 | セブン&アイ | 小売 | コンビニエンスストア |
8306 | 三菱UFJ銀行 | 金融 | 都市銀行 |
8411 | みずほFG | 金融 | 都市銀行 |
9020 | 東急グループ | 陸運 | 鉄道・バス |
9064 | ヤマトHD | 陸運 | 宅配便サービス |
9202 | ANAHD | 空運 | 航空・国内便・国際線 |
9984 | ソフトバンクG | 通信 | 携帯電話・モバイル通信 |
7974 | 任天堂 | サービス | ゲーム・ソフト開発 |
4755 | 楽天グループ | サービス | ECサイト・ネット証券 |
1332 | 日水 | 水産 | 養殖・冷凍食品 |
1803 | 清水建設 | 建設 | 土木・建築工事 |
4911 | 資生堂 | 化学 | 日用品・生活用品 |
約36業種がある中、2021年10月時点では電気機器の銘柄が最も多く29社。2番目に多いのが化学で17社。次いで、サービス14社、銀行11社、食品11社、自動車10社、非鉄金属製品10社と続きます。
もともと株式取引もやっている方であれば、普段の取引の延長でできるため日経株価指数225は非常に取り組みやすい株価指数だといえます。株式のことをあまり知らない方でも、日常生活において馴染みのなる企業が多いのでわかりやすい株価指数です。
日本を代表する銘柄にまとめて投資できることが日経株価指数の魅力です。
日経株価指数225のトレード方法
日経株価指数225は、取り扱いがある海外FX業者にてFXと同じようにMT4・MT5でトレードできます。CFDの取り扱いがある海外FX業者であればほとんどの業者で取り扱っています。
トレード条件は業者によって異なりますが、概ねで以下のとおりです。
- 最大レバレッジ:50倍~200倍
- スプレッド:5.0pips~8.0pips
- 手数料:無料~1ドル前後
- スワップポイント(現物):ロング(-0.15~ -2.50)、ショート(-0.15~ -2.50)
- 現物/スポット、または先物/期限つき、と選択できる
- 取引単位:単元も可能、0.01ロット(10契約)~が平均的
日経株価指数225のメリットを国内と比較
海外FXの方が日経株価指数225を取引するのにおすすめなのはどうしてでしょうか。海外FXで日経株価指数225をするメリットを見ていきましょう。
海外FX 日経株価指数225のメリット
メリット1.取り扱う業者が多い
日経株価指数225は取り扱う海外FX業者が非常に多いことがメリットの1つです。日経株価指数は、NYダウ平均やヨーロッパ株価指数と並んで人気のCFD商品だからです。
ほとんどの海外FX業者が日経株価指数225を提供しています。幅広い選択肢から業者選びが可能となるため、条件・要望に合った口座が探しやすいのです。
ヨーロッパ株価指数50が取引できる海外FX業者
- TitanFX
- XM
- AXIORY
- HotForex
- Land-FX
- Gemforex
- FBS
- Traderstrsut
- Bigboss
- AnzoCapital
- iForex
- IronFX
- IFCMarkets
- FxPro
- easyMarkets
- Exness
- ThreeTraders
以上のように、実に多くの海外FX業者で取引できます。よりどりみどりの選択肢です。
国内FX業者では?
国内FX業者では株価指数CFD自体を取り扱う業者が少ないのが特徴。ただ、株価指数CFDを取り扱う業者であれば大抵、日経株価指数225を取り扱っています。
メリット2.ハイレバレッジがかけれる
海外FXで株価指数CFDをするメリットは何といっても、ハイレバレッジで取引できることです。
業者ごとに、最大レバレッジの設定が異なりますが低い場合でも50倍程度、平均して100倍~200倍程度のレバレッジがかけれます。
国内FX業者では?
国内FXではレバレッジ規制があるため、株価指数CFDの最大レバレッジは10倍とかなり低めです。
メリット3.ロスカットの条件がよい!
海外FXならロスカット基準は20~30%が平均的で、しかもゼロカットシステムが採用されているので万が一の時でも負債を抱える心配がありません。ロスカットの条件がよいことが海外FXの大きなメリットになっています。
国内FX業者では?
国内FXではロスカット基準50~100%と高め。さらにゼロカットシステムがないので、万が一ロスカットが間に合わなかった時は負債を出す可能性があります。急激な為替変動にて過去には負債を抱えた投資家も結構いるのです。
メリット4.ボーナスで証拠金の底上げも可能!
そして、海外FXでは口座開設ボーナスや入金ボーナスがもらえることが大きなメリットです。ボーナスを提供している海外FX業者を選ぶことで、証拠金を増やすことが可能です。
100%入金ボーナスの場合だと、1万円が2万円、10万円が20万円となって2倍の証拠金で取引できます。
国内FX業者では?
国内FXではボーナス制度はないので、自分が用意した資金分しか取引できません。
メリット5.株価指数CFDの種類が多い!
海外FXなら日経株価指数225をはじめ、TOPIX、NYダウ、S&P500、ヨーロッパ株価指数、フランス株価指数など世界中の株価指数CFDを取り扱っています。株価指数以外でも金、銀、プラチナ、原油、ガス、コーヒー、ココアなど多彩な種類のCFDが取引できます。
国内FX業者では?
国内FXの場合は、ごく一部の外資系のみで豊富なCFDの取り扱いがあります。選択肢がごく限られてしまいます。
日経株価指数225のデメリットを国内と比較
次に、日経株価指数225を海外FXで取引する際のデメリットを、国内を比較していきます。
海外FX 日経株価指数225のデメリット
デメリット1.マイナススワップが主流となる
海外FXではマイナススワップが主流となるので日経株価指数CFDのスポット/現物の取引は注意しなければなりません。CFDの先物であればスワップは発生しませんが、期限があるので確認が必要です。
日経株価指数のCFDのスポット(現物)のスワップは、業者にもよって差ありマイナススワップがロングで-0.15~-2.50、ショートで-0.80~-2.50となります。
国内FX業者では?
国内FXの場合はロングではプラス、ショートでマイナスとなるのが一般的です。
デメリット2.手数料がかかる場合がある
海外FXの株価指数CFDでは業者によって、手数料が無料の場合と手数料がかかる場合があります。手数料がかかる場合は、1ロットあたりで往復1ドル程度が別途で課金されます。
国内FX業者では?
国内FXでは手数料は基本的に無料ですが、利用できる外資系の場合、最低入金額が高くなります。
デメリット3.取引条件の詳細が英語となる場合がある
海外FXの株価指数でもう1つデメリットとなるのが、業者によっては取引条件の詳細が一部または全部英語表記となる場合があることです。英語が苦手な方は、完全に日本語で確認できる業者を選ぶようにしましょう。
国内FX業者では?
当然、100%日本語なので安心できます。
日経株価指数225の攻略法
日経株価指数225で勝つためのポイント、攻略法をここでいくつかご紹介しておきましょう。
攻略法1.日経株価指数225の上位銘柄をチェック!
日経株価指数225 時価総額上位10
日経株価指数225 時価総額上位11~20位
- トヨタ → 32兆3,934億円
- キーエンス → 15兆8,838億円
- ソニーG → 15兆8,325億円
- リクルートHD → 12兆2,804億円
- 日本電信電話(NTT) → 12兆1,041億円
- ソフトバンクグループ → 10兆7,719億円
- 三菱UFJ → 8兆8,147億円
- KDDI → 8兆4,402億円
- 信越化学工業 → 7兆9,853億円
- ファーストリテイリング → 7兆7,295億円
- 東京エレクトロン → 7兆5,649億円
- ソフトバンク → 7兆2,884億円
- ダイキン → 7兆2,516億円
- 日本電産 → 7兆2,378億円
- 任天堂 → 6兆7,077億円
- 中外製薬 → 6兆6,490億円
- オリエンタルランド → 6兆4,555億円
- 日立製作所 → 6兆3,293億円
- ホンダ → 6兆2,132億円
- HOYA → 6兆1,703億円
となっています。
上位企業の業績やニュースなどから日経株価指数の動向を探ることが可能です。
攻略法2.業種別の動きを抑えておこう!
日経株価指数を構成する業種は銘柄が多い順に、
- 電気機器(29)
- 化学(17)
- 機械(15)
- サービス(14)
- 食品(11)
- 銀行(11)
- 自動車(10)
- 非鉄金属(10)
- 医薬品(9)
- 建設(9)
となっています。銘柄数が多い業種の動向ほど、日経株価指数への寄与率が高くなると想定できます。
業種別のヒートマップ
日経新聞では「日経平均騰落率寄与度ヒートマップ」を提供しているので、色別で一目でチェックできます。
業種別値上がり率
SBI証券では「株価指数値上がり率ランキング」を公開しています。
攻略法3.主要国の株価指数やNYダウも見ておこう!
主要国の株価指数
米国の株価
WSJ(ウォールストリートジャーナル)では、主要国の株価指数や米国の株価などのマーケット情報が確認できます。
日経株価指数225おすすめの海外FX業者
最後に、日経株価指数225でおすすめの海外FX業者をご紹介します。
手厚いボーナスが魅力「GEMFOREX」
口座の種類 オールインワン口座/STP
取引手数料
(pips換算:片道)0.00
最小スプレッド
米ドル/円1.20
平均スプレッド
米ドル/円1.20
最大レバレッジ 1000倍
約定力 99.79%を0.78秒以内に約定
最低入金額 100円相当
- 株価指数CFDの最大レバレッジ:100倍~200倍
- 口座開設ボーナス・入金ボーナス
- 日本語コンテンツが充実
GEMFOREXなら入金不要で口座開設ボーナス2万円で始めることができます。最大レバレッジも200倍と比較的に高めなので、少額でもまとまった利益が狙えます。頻繁に当選率が高い100%入金ボーナスや、驚異的な1000%ボーナスなどのキャンペーンが魅力です。
スプレッドが1.0と比較的に狭め。日本語サポート、日本語の教育コンテンツやマーケット情報が豊富な点もおすすめです。
CFD商品が豊富な「HotForex」
口座の種類 セント口座/STP
取引手数料
(pips換算:片道)0.00
最小スプレッド
米ドル/円1.20
平均スプレッド
米ドル/円2.20
最大レバレッジ 2000倍
約定力
最低入金額 0円
- 株価指数CFDの最大レバレッジ:50倍
- 多彩なCFD商品、外国株式、債券も取引できる
- 取引手数料:1ドル/Lot
HotForexは通貨ペアも含めて1200種類のCFD商品を取り扱っています。海外FXの中でも圧倒的な多さです。
手数料が往復1ドル。最大レバレッジも低めではあるものの、豊富な外国株式や債券など他社にはないサービスが魅力です。主要株価指数は1ロット=1単元となり0.1ロットから取引可能です。
最狭スプレッドにこだわるなら「Tradeview」
Tradeview 公式サイト
[tradeview_sum_mini]
- 手数料:3.0ドル
- 株価指数CFDの最大レバレッジ:10倍
- 最狭スプレッドと高い約定力
株価指数で、最狭スプレッドと約定力にこだわるなら「Tradeview」がおすすめ。Tradeviewでは手数料が3.0ドルかかりますが、業界トップクラスのスプレッドと高い約定力にて取引できます。
ECN口座は、「ILC口座」「MT5口座」「cTrader口座」「Currenex口座」の4種類から選べます。手数料は往復5ドルと格安レベルなのが嬉しい。
まとめ
日経株価指数225は、日本を代表する225の株式銘柄で構成されたインデックスです。NYダウ平均やドイツ株価指数などと並ぶ世界の主要株価指数の1つです。
海外FXではほとんどの業者にて日経株価指数225を取り扱っていますので、それぞれの条件に合った業者で快適にトレードしていけます。加えて、ハイレバレッジやボーナスなどメリットが多いことに注目です。