ここ2,3年は、新規で日本向けFXサービスを開始する海外FX業者が相次いでいます。おそらく日本では海外FXトレードを始める人が多いと期待されているのでしょうか。GENETRDEも近年新たに日本進出を決めた海外FX業者の1つ。
設立は2014年、2018年あたりから日本語版サイトにてサービスの提供を始めています。最近になって、最大レバレッジ1000倍、新興FX業者ならではの入金不要の口座開設ボーナスで密かに注目されています。
GENETRADEのFX口座はスタンダードなSTP方式の口座が2種類のみとシンプルでわかりやすいのが大きな特徴です。ECN口座はありませんので、超高速のスキャルピングトレーダーにはちょっと物足りないかもしれません。デイトレードやちょっと緩めのスキャルピングならSTP方式でも問題なく稼げます。
GENETRADEの運営会社はGenius Trading LTD社、ベリーズに拠点を構えベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)のラインセンスを取得しています。運営実績がまだ浅いため信頼度に欠ける点は否めませんが、日本語サポートもしっかりしていて今のところ大きなトラブルは報告されていません。リスクを抑えた少額取引であればおすすめできる海外FX業者です。
運営会社: Genius Trading LTD
拠点: セントビンセント・グレナディーン
金融ライセンス: ベリーズ国際金融サービス委員会/IFSC 150.338
GENETRADEの口座の種類
GENETRADEの口座はSTP方式のスタンダード口座が2種類あります。
- マイクロ口座 → 1ロット=1000通貨
- スタンダード口座 → 1ロット=10万通貨
マイクロ口座でもスタンダード口座でも最大レバレッジ1000倍で手数料は無料、取引ツールはMT4が使えます。2つの口座の違いは1ロットあたりの通貨単位です。
マイクロ口座
マイクロ口座 | 詳細 |
---|---|
基本通貨 | USD、JPY、EUR、GBPなど7通貨 |
取引単位 | 1ロット=1,000通貨 |
スプレッド | 1.0pips~ |
レバレッジ | 最大1000倍 |
取引手数料 | 無料 |
初回入金額 | 5ドル |
最小取引ロット | 0.01ロット=100通貨 |
最大取引ロット | 5000ロット |
ボーナス・特典 | 対象 |
ロスカット/ゼロカット保証 | 50%/あり |
スタンダード口座
マイクロ口座 | 詳細 |
---|---|
基本通貨 | USD、JPY、EUR、GBPなど7通貨 |
取引単位 | 1ロット=100,000通貨 |
スプレッド | 1.0pips |
レバレッジ | 最大1,000倍 |
取引手数料 | 無料 |
初回入金額 | 5ドル |
最小取引ロット | 0.01ロット=1,000通貨 |
最大取引ロット | 50ロット |
ボーナス・特典 | 対象 |
ロスカット/ゼロカット保証 | 20%/あり |
取引できる商品
- 通貨ペア
- 株価指数
- 貴金属
など100種類以上の銘柄を取り扱っています。
GENETRADEのメリット
- 最大レバレッジが1000倍と高め
- 最低入金額5ドルとハードルが低い
- マイクロ口座は10通貨から取引できる
- ボーナス・キャンペーンが比較的に多い
- 不定期で口座開設ボーナスを開催
- サービスがシンプルでわかりやすい
- 1秒以内の注文執行率99.90%・リクオートなし
- 日本語サポートが充実
- 経済指標時トレード・スキャルピングOK
- ソーシャルトレードが利用できる
GENETRADEのデメリット
- 日本向けサービスの運営実績がまだ短い
- 金融ライセンスの信頼度は低め
- スプレッドは比較的に広め
- 入出金方法が少ない(2種類)
- 秒スキャルを繰り返すと規約違反となる
- ECN口座は提供していない
スキャルピングOKでも秒スキャルを繰り返すのはNGなので注意が必要です。数分~数十分程度の緩めのスキャルピングやデイトレードなら問題ないでしょう。そもそもECN口座がない海外FX業者なので本格的なスキャルピング向けの業者ではないといえます。
GENETRADEの金融ライセンス
GENETRADEは、ベリーズに拠点を置きベリーズの金融ライセンスにてFXサービスを提供しています。
<div class=”box_normal”>海外FXサービス名: GENETRADE
運営会社: Genius Trading LTD
拠点: セントビンセント・グレナディーン
金融ライセンス: ベリーズ国際金融サービス委員会/IFSC 150.338</div>
GENETRADEの登録情報
ベリーズ国際金融サービス委員会/IFSCの公式サイトにて、GNETRADEの登録状況が確認できます。
ベリーズは、中央アメリカ大陸のメキシコ、グァテマラの近隣にある小さな半島です。元英国領土で1981年に独立、現在でも英国連邦の加盟国となります。オフショア法人の税制優遇が充実していることで、多くの外国企業の拠点として活用されています。
メジャーな海外FX業者ではAXIORYがベリーズの金融ライセンスで運営しています。
GENETRADEの金融ライセンスの評価・評判
ただ、一応金融ライセンスを所得しており、サイトやサービスががわかりやすいこともあって、少額取引ならひとまず問題ないと判断する投資家は多いようです。今のところは、まとまった資金での運用は避けておいた方が無難です。
GENETRADEのボーナス
GENETRADEでは時期によって、口座開設ボーナスや入金ボーナスキャンペーンが開催されています。
2021年9月時点では、口座開設ボーナスの方は締め切りとなっており、50%入金ボーナスは開催中です。ちなみに50%入金ボーナスの上限は最大5,000ドルと高めなのがメリットです。
口座開設ボーナスの概要
口座開設ボーナスは期間限定で時々開催されています。これまで開催されている口座開設ボーナスは、新規で口座開設すると入金しなくても50ドル(5,000円)分の証拠金がもらえる内容になっていました。
ボーナスの出金は不可、利益分の出金が可能となるボーナスで、出金条件は以下のように設定されています。
- 取引が累積で2ロット以上
- 5分以上の取引であること
- 出金額の上限はなし
というように比較的にクリアしやすい条件となっています。
50%入金ボーナスの概要
50%入金ボーナスは入金額の50%が証拠金としてもらえるボーナスです。今のところ随時開催されています。
GENETRADEの場合は、資金がなくなってもボーナスのみで取引できるクッション機能がありますので、ぎりぎりまで勝負できることがメリットです。
※時期によってボーナスの詳細は変わりますので必ず事前に確認するようにして下さい。
GENETRADEのボーナスの評価・評判
どの海外FX業者の場合でも口座開設ボーナスは1度きりしかもらえません。まだ利用していない口座開設ボーナスがある海外FX業者の存在は非常に貴重だといえます。ぜひともタイミングを見て、口座開設ボーナスを狙いたいところです。
GENETRADEのスプレッド
GENETRADEのスプレッドは海外FXの平均水準よりも若干広めの設定となっています。
メジャー通貨の最小スプレッド・平均スプレッドは概ね以下のとおりです。スプレッドは広めなのですが、スワップがプラスでつく通貨ペアが多いようなので、合わせてスワップ情報もご紹介しておきます。
通貨ペア | 最小スプレッド | 平均スプレッド | スワップ/ロング・ショート |
---|---|---|---|
USDJPY | 1.4pips | 1.8pips | 4.92/-11.08 |
EURJPY | 1.9pips | 2.4pips | -3.99/-3.09 |
GBPJPY | 2.9pips | 3.7pips | 0.19/-8.31 |
EURUSD | 1.4pips | 1.6pips | ‐11.67/5.43 |
GBPUSD | 1.8pips | 2.5pips | -9.17/2.03 |
AUDUSD | 1.7pips | 2.0pips | -2.93/-1.03 |
GENETRADEのスプレッドの評価・評判
GENETRADEの場合、USDJPYはほぼ平均水準にあるものの、EURJPY、GBPJPYなど通貨ペアによってはスプレッドの開きが気になる場合があるでしょう。スプレッドを重視した短期トレードではGENETRADEのスプレッドはあまりおすすめではないといえます。
ただ、補足情報として、マイナススワップが主流となる海外FXの中では、GENETRADEはプラスとなる通貨ペアが多いのでスイングでのアプローチも考慮しておきたいところです。
GENETRADEのレバレッジ
GENETRADEで魅力となっているのが最大1000倍のハイレバレッジです。
GNETRADEではマイクロ口座・スタンダード口座と双方の口座で最大1,000倍のスプレッドがかけれます。入金額に応じたレバレッジ規制は今のところありません。もちろん、1,000倍以下のレバレッジ設定も可能です。
GENETRADEのレバレッジの評価・評判
限られた海外FX業者でしか最大1,000倍のハイレバレッジはかけれないので、GENETRADEのレバレッジは大きなメリットだといえます。加えて、最低入金額5ドル、入金ボーナスありと3拍子揃っています。少額取引・ハイレバトレードにこだわる投資家から熱く注目されています。
GENETRADEの約定力・約定スピード
GENETRADEの公式サイトでは、「伝説の執行力」と自社の約定力の高さがアピールされています。
- 99.99%の注文執行率
- リクオートなし
- 注文拒否なし・執行率100%
- 素早いマーケット執行力
- 瞬時のオンライン発注
- ベストな技術革新
などと約定力に力を入れていることが分かります。
GENETRADEの約定力の評価・評判
実際にはそこまで高速の約定力というわけではなさそうです。サーバーやLP/リクイデティプロバイダー、実測データの情報がないため、具体的にどの程度のレベルなのか使ってみないと判断は微妙です。ただ、普通に取引する分には、ほどほど満足できる約定力が期待できるでしょう。
GENETRADEの資産保全(分別管理・信託保全)
GENETRADEの資産保全は分別管理です。信託保全はありません。
顧客の資金は、Tier1銀行にて会社の運営資金と分離して保管されていることが明言してあります。
Tier1(ティアワン)銀行とは、自己資本率などの銀行の経済力のレベルのことです。良質な資本で構成されていて信頼性が高い金融機関はTier1に分類されます。
GENETRADEの資産保全の評価・評判
現時点ではGENTRADEに関する情報も少なく、どこまで安全なのか判断が難しいといえます。多額の資金の運用はリスクがあることを理解しておきましょう。
GENETRADEの入出金方法
GENTRADEで利用できる入出金方法は、
- デビットカード・クレジットカード(VISA/Mastercard)
- bitwallet(国際決済サービス)
の2種類です。
手数料
GENETRADEの手数料:無料
各自で利用する金融機関・決済サービスによっては手数料が別途でかかる場合があります。
200ドル(2万円)以上の入出金の場合はかかった手数料はすべてGENETRADEが負担してくれる仕組みになっています。
GENETRADEの入出金の評価・評判
ただ、ひとまずクレジットカードかbitwalletが使えるのであれば便利です。この2つの入出金方法で十分だと感じる投資家も結構いるようでした。ちなみに、bitwalletは格安手数料で入出金が可能なので人気がある出金方法です。
bitwalletの手数料や使い方はこちらで詳しく解説しています。
GENETRADEの取引ツール・教育コンテンツ
GENETRADEで利用できる取引ツールはMT4です。
教育コンテンツや情報配信・マーケット情報などはとくにありません。
MT4
MT4は優れた分析機能とカスタマイズ性を誇るトレードプラットフォームで、世界の80%のFX業者がMT4を採用しているといわれています。
MT4の正式名称はMetaTrader4といいます。MetaTraderは、ソフトウェア会社のMetaQuates社が開発・リリースしたもので、最新バージョンにMT5があります。Windows、Macに対応、GENETRADEの公式サイトからダウンロードできます。
GENETRADEの取引ツールの評価・評判
利用可能なインジケーターやEAの数は断然にMT4の方が使い勝手がよいので、現在でもMT4の方が人気があります。MT4が海外FXでは主流の取引ツールですので、他に選択肢がないとしてもMT4がひとまず使えれば不足はないでしょう。
以下の記事では、ボーナスでおすすめの海外FX業者をご紹介しています。合わせて参考にして下さい。
時期によっては、入金不要で口座開設ボーナスがもらえることもあります。また、50%~100%の入金ボーナスも頻繁に開催されていることも魅力です。加えて高い約定力と充実した日本語サポートにて安心してトレードできる環境にあります。