SKRILL(スクリル)は海外FXで利用できなくなる。NETELLER(ネッテラー)は引き続き利用可能
海外FXでは、出金方法は海外送金と国際決済サービスが選択できます。それなりに高い手数料が発生してしまう海外送金よりも、海外FX業者と国際決済サービス間での資金移動が手数料無料でできる国際決済サービスの方が投資家には重宝されていたのですが、国際決済サービス「SKRILL(スクリル)」は日本在住の日本人の利用を停止することになってしまったのです。
海外FXでもSKRILL(スクリル)は利用停止に
SKRILL(スクリル)は
10月1日以降は日本在住の日本人向けのサービスを停止する
と発表しました。
- 海外FX
- バイナリーオプション
- オンラインカジノ
- ブックメーカー
- ・・・
など、目的問わず利用できなくなります。
すでにアカウントに資金をお持ちの方は
- 他の国際決済サービスに資金を移行する
- 日本の銀行に資金を移行する
必要があります。
また、海外FXの出金先としてSKRILL(スクリル)を利用していた方は、今後の海外FXの出金には
- 海外送金を使う
- クレジットカードを使う
- 他の国際決済サービスを使う
と別の方法を取る必要があるのです。
「あれっ、SKRILL(スクリル)ってNETELLER(ネッテラー)に買収されてなかったっけ?」
はい。その通りです。2015年8月にNETELLER(ネッテラー)の運営会社のからの買収が発表されています。
では、NETELLER(ネッテラー)の方はどうなってしまうのでしょうか?
NETELLER(ネッテラー)は海外FXは引き続き利用できる
NETELLER(ネッテラー)もいくつかの方針変更がありました。
NETELLER(ネッテラー)からの通知
2016年8月 Net+ カードの一時停止
2016 年 8 月 11 日木曜日午後 10 時(日本標準時)をもちまして、お客様の Net+ カードのご使用が一時中断されます。これはあくまでも一時的なものであり、お客様のNet+ カードのご使用が可能となり次第速やかに弊社よりご連絡いたします。
今回の変更による口座預金への影響はございません。他の NETELLER 会員または NETELLER を支払いオプションとしているオンラインサイトへの送金、または NETELLER 口座から銀行口座への預金の引き出しは引き続きご利用いただけます。
2016年8月 NETELLER(ネッテラー)の日本人ギャンブル向け利用の利用停止
申し訳ございませんが、2016 年 9 月 15 日より、ギャンブルを目的とする NETELLER が提供する決済処理サービスをお客様の国ではご利用いただけなくなります。
これに従い、この日付以降、お客様には NETELLER を経由してギャンブル運営会社との間で送金または送金のお受け取りをご利用いただけません。
NETELLER(ネッテラー)は
- 一時的にプリペイドカード「Net+ カード」が利用停止(再開予定)
- ギャンブルを目的とするサービスで利用停止
ということです。
ギャンブルを目的とするサービスとは
- オンラインカジノ
- ブックメーカー
が該当します。
実際にNETELLER(ネッテラー)に聞いてみたところ
「海外FX業者は、ギャンブルを提供する会社とは判断されない」
とのことです。
つまり
- 海外FX
- バイナリーオプション
は引き続き、利用ができるということです。
NETELLER(ネッテラー)を利用している海外FXユーザーの方は、一時的にプリペイドカード「Net+ カード」が仕えなくなります。
プリペイドカードで日本のコンビニATMからの引き出しやショッピング利用で活用していた方は、海外FX業者が利用しているプリペイドカード(デビットカード)を利用することをおすすめします。ただし、「Net+ カード」も再開予定ということですので、待っていれば使えるようになる可能性はあります。
なぜ、いきなり利用停止になったの?
背景にあるのは
2016年3月10日海外のオンラインカジノ「スマートライブカジノ」で遊んでいた人が逮捕された事件
ではないでしょうか。
海外FXをする投資家にはピンと来ないかもしれませんが・・・なぜ、海外オンラインカジノで遊んでいて逮捕されたかというと
- カジノは賭博なので日本国内で行うと犯罪になること
- スマートライブカジノは日本人同士が賭け金を把握して賭博ができること
- スマートライブカジノはディーラーも日本人
- スマートライブカジノは営業時間も日本時間
- カジノ中は日本人同士でチャットをしていたこと
などが挙げられます。海外のオンラインカジノには他にも大手企業は山ほどあるのですが、弱小オンラインカジノ業者である「スマートライブカジノ」が事件化したのは、日本人だけで、日本時間に、日本人同士のチャットをしながら、賭博ができたからなのです。
これでは「サーバーは海外」でも通用しないという判断なのです。
海外FXは
- 国内でFXをしても犯罪ではない
- 日本人同士ではない
- 24時間市場が開いていれば取引可能
という状況から、ギャンブルであるオンラインカジノとは全くの別物です。
このオンラインカジノ事件があったことで、NETELLER(ネッテラー)とSKRILL(スクリル)の運営会社が
日本在住の日本人のギャンブル目的の利用を停止すべき
と考えたのだと推察されます。
NETELLER(ネッテラー)は日本人顧客も多いので、ギャンブルであるオンラインカジノやブックメーカーのみ停止にしましたが、日本人顧客の少ないSKRILL(スクリル)は全面停止という方針になっています。
まとめ
海外FXをする投資家は
- NETELLER(ネッテラー) → 利用可(プリペイドカードが一時的に利用停止)
- SKRILL(スクリル) → 利用不可
とだけ覚えておけば良いでしょう。
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