海外FXのECN口座のメリットデメリットを徹底解説
海外FXではECN口座という口座がMT4口座とは別に用意されているケースがあります。これは何なのだろうと思う方も多いと思いますので、通常のMT4口座とECN口座の内容を比較しながら解説します。
ECN口座とは
ECN方式を使用して取引ができる海外FX口座のことです。
ECN方式とは
正式名称は「Electronic Communications Network」で、日本語では電子取引所取引を意味します。
電子取引所取引というのは、多くの参加者(個人投資家、ファンド、銀行、他のFXブローカー、LP)が注文を出し合って、ネット上の取引所で売買を実際に行う仕組みのことをいいます。
日本でこの方式が採用している金融取引でメジャーなのは「株式投資」です。
証券会社が用意している株式売買のプラットフォームでは、電子取引所取引(ECN方式)が採用されていて、買い手と売り手が相互に注文を出し合って、合意できた価格で売買が成立するのです。
そのため、板情報や気配値など、どのくらいの買いニーズ(売りニーズ)があるのかも瞬時に判断することができるのです。
海外FXでECN口座の例「FxPro cTrader」
下記はECN口座を採用している海外FX業者FxProの「FxPro cTrader」というプラットフォームのでも映像です。
ネットにログインする形でトレードができ、プラットフォームの左には板情報の価格がリアルタイムで変動していることがわかります。
海外FXでECN口座を使う前にスプレッドと手数料の違いを把握する
海外FXのMT4口座の場合のトレードコスト
- 取引手数料:無料
- スプレッド:米ドル/円:1.0pips~
という形が多いのですが
海外FXのECN口座の場合のトレードコスト
- 取引手数料:1ロット(10万通貨)につき往復で10ドル
- スプレッド:米ドル/円:0.0pips~
というようなコストの設定になっています。
ECN口座というのは、買い手と売り手がいて、価格が折り合うことで売買が成立する仕組みなので
「約定拒否」もなければ「無駄なスプレッドもほとんど発生しない」のです。
そのため、海外FX業者は仲介者としての手数料で商売することになります。
上記の例でいえば、
MT4口座の場合のトレードコスト
手数料:0pips + スプレッド:1.0pips = トレードコスト 1.0pips
ECN口座の場合のトレードコスト
手数料換算:1.0pips + スプレッド:0pips = トレードコスト 1.0pips
と同じコストになるのです。「1ロット(10万通貨)につき往復で10ドル」をpipsでのコストに換算して足し算をすることで総合的なトレードコストが算出できます。
これがECN口座を含めての海外FXを比較するときの重要な指標となるのです。
多くの場合は、ECN口座の方ができあがりのトレードコストは安くなるように設定されています。
海外FXでECN口座を使うメリット
- 板情報がわかる
- 気配値がわかる
- 板情報・気配値がわかることでトレードの参考指標が増える
- リクオートなし
- スプレッドが狭い
- 取引の透明性が高い
- できあがりのトレードコストも安くなるケースが多い
- オンライン上でログインしてトレードできるプラットフォームが多い
- 1クリック注文が可能
海外FXでECN口座を使うデメリット
- 取引手数料が発生する
- MT4口座よりも、最低入金額や最低取引量などが高く設定されているケースが多い
- ボーナスなどがECN口座だけ対象外となっているケースが多い
海外FXでECN口座を使うなら、おすすめの海外FX業者
- XM(XEMarkets):XM Zero口座 0pips~ 往復1ロット10ドル
- FxPro:FxPro cTrader口座 0pips~ 往復1ロット9ドル
- LAND-FX:ECNアカウント口座 0pips~ 往復1ロット7ドル
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