海外FXの口座凍結!凍結の理由と解除方法

海外FXで口座を開設したのはいいけど、ある日口座凍結されてしまった!と慌てる方もいるのではないでしょうか。海外FXでは、しばらく取引をしないと休眠口座扱いになって口座が凍結されることがあります。

取引をまめにしている方でも、知らずに規約違反をしてしまうと口座が凍結されてしまいます。思い当たることがないのに口座凍結されてしいまうこともあるかも知れません。

口座凍結された時には簡単に解除できることも多いですが、どうして口座凍結になるのか理由がわかっていれば、凍結されないように対処できますよね。

teacher
今回は、海外FXの口座凍結とはどのような理由で起きるのか、口座凍結の理由と解除方法、対策など詳しく解説していきます。

海外FXで口座凍結がある?

海外FXで口座凍結がある?
man
海外FXで口座凍結された!
man
出金しようとしたら口座が使えない!出金できない!
man
あれ、ログインできないどうなったの?

など、

海外FXで思わぬ事態に遭遇して、「詐欺に遭った!」「やっぱり海外FX業者は信用できない!」などと焦った経験を持つ方もいるのではないでしょうか。

海外FXでは何らかの理由で口座凍結されてしまうことがあります。

簡単に解除できる場合もあれば、時間がかかったり、解除が難しいケースがあったりします。

まずは、口座凍結とはどのような状態をいうのか解説していきます。

口座凍結とは

口座凍結とは

口座にログインできなくなる状態のことをいいます。口座にログインできないということは、取引ができないだけでなく入出金もできなくなってしまいます。

口座凍結かどうか確認する

ログインできない!出金できない!となった時は、まず慌てないで本当に口座凍結なのか確認するようにしましょう。

ログイン情報が間違えている

単にログイン情報を間違えている可能性もあります。再度、IDとパスワードを確認してからログインしてみて下さい。半角入力なのに、全角入力になっている場合なども考えられますので、入力モードも確認して下さい。

システムエラーかもしれない

海外FX業者のサーバーにシステム障害が起きているかもしれません。あるいはメンテナンス中だということも考えられます。海外FX業者の公式サイト、メール、ツイッターなどでシステム障害の情報が出ていないか調べてみましょう。

システムエラーの場合は時間が経つとログインできるようになります。

ログインするMT4を間違えている

もう1つ考えられることは、ログインするMT4・MT5自体を間違えているケースです。これは複数の海外FX口座を併用している場合に起こりうることです。開いたMT4がどの海外FX業者なのか再度確認して下さい。

海外FX業者が採用するシステムが変更

同じMT4・MT5であっても海外FX業者が採用するシステム・サーバーを変更することが稀にあります。システムのアップグレードを狙って、より高品質なシステムを途用するためです。

この場合は、必ずメールにてログイン方法の案内があります。

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意外と落ち着いて考えたら、口座凍結ではない場合も結構あり得るのです。

海外FX業者に問い合わせる

考えられる原因を試してみたけれど、どうしてもログインできない時は海外FX業者に問い合わせてみましょう。

何らかの理由で本当に口座凍結されてしまった可能性があります。

海外FX口座凍結の理由

海外FX口座凍結の理由

では海外FXで口座凍結されしまう理由には、どのようなものがあるのでしょうか。

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海外FX口座凍結の理由を解説していきます。

理由1.長い期間に渡って取引がない

おそらく口座凍結で一番多いと思われるのが、長い期間に渡って取引がないケースです。いわゆる放置状態が一定期間以上続いて、休眠口座と見なされた場合ですね。

どれくらいの期間で口座凍結されるかは、海外FX業者ごとに規定が異なります。

  • XM → 90日間
  • GEMFOREX → 365日
  • HotForex → 60日間
  • FBS → 90日間
  • IS6FX → 4か月

など

取引を一定期間以上しなかった場合に口座凍結となる海外FX業者は、ボーナスを提供している業者に多いです。休眠口座扱いになった場合は別途で「口座維持手数料」が課される場合もあります。

例えば、AXIORYやTitanFXなどは放置状態が続いても休眠口座/口座凍結にはなりません。あらかじめ、利用する口座がどうなのか調べておくようにしましょう。

理由2.規約違反があった

口座凍結のもう1つの理由は規約違反があった場合です。規約違反とは知らずに違反行為をしてしまう場合もありますので、どのような規約違反があるのか例を挙げていきます。

口座情報を偽るのは禁止

氏名、生年月日、住所など口座情報に偽りがあったことが発覚すると口座凍結されてしまいます。

  • 他人の本人確認証明書を偽造
  • 公共料金の明細書を自分名義に偽造
  • 証明書の有効期限を偽造

など、何かのタイミングでバレてしまった時は犯罪防止のため口座が使えなくなります。

家族・友人の名義で口座開設

口座開設ボーナスなど1度きりしかもらえない特典が欲しくて、家族や友人の名義を借りる人も中にはいます。IPアドレスや入出金に使う名義などでわかってしまうケースも多いです。

家族や友人の名義で口座開設したことがバレると口座凍結となります。

口座情報を偽った場合に口座凍結となるのは、ほとんどの海外FX業者にて共通しています。

複数口座での両建て禁止

次に代表的な規約違反は他業者や複数口座での両建てです。他業者や複数口座で行う両建てはアービトラージともいいいます。

両建て禁止には2種類のケースがあって

  • 同一業者内の複数口座であれば両建てはOK、他業者との両建てはNG
  • 同一業者も他業者も両建てNG
他業者との両建てとは

他業者との両建てとは、XMとTitanFXというように違い業者にまたがって行う両建てのことです。

同一業者での両建てとは

同一業者での両建てとは、1つの海外FX業者の複数の口座で行う両建てのことです。

1つの口座での両建ては大抵OK

1つの口座内で行う両建てはほとんどの海外FX業者にて許可されています。

ボーナスを活用したアービトラージは絶対にNG

とくにボーナスとゼロカットを活用したアービトラージは絶対にNGです。もともと、ボーナスとゼロカットを活用した両建てで稼ぐ投資家が多かったので禁止されるようになりました。

業者が異なれば、両建てしてもわからないと思われる方もいるようですが、MT4、MT5のサーバーの履歴から調べることが可能なのです。もし、バレた場合は口座凍結になります。

レート表示の遅延を利用したトレード

各海外FX業者では、それぞれ異なるシステム・サーバーを採用しています。複数の海外FX業者を併用した際に、同じMT4でもサーバーの質が異なるため、リアルタイムレートに差が生じることがあります。

レート表示の遅延を活用したトレードを禁止している海外FX業者は多いです。

これも、バレないと思う方が多いのですが、MT4、MT5のサーバー履歴から調べることが可能なので何かのタイミングでバレてしまう可能性があります。

窓開けトレード禁止

XMなど、ごく一部の海外FX業者では窓開けドレードが禁止されている場合があります。

窓開けトレードとは月曜日の早朝のように、価格が大きく動きずぎてチャートに空白ができる相場のことをいいます。

窓開けトレードは絶好の取引チャンスでもありますよね。禁止する海外FX業者は少ないので、うっかりと規約違反をしてしまうことがあり得ます。事前に確認しておきましょう。

経済指標の発表時のみを狙ったトレード禁止

また、XMでは経済指標時のみを狙った取引が禁止されています。えっ?経済指標時こそ稼ぎ時じゃない?と疑問に思う方もいるでしょうが、XMでは公平な取引ではないと判断されます。

明らかに経済指標時のみしか取引していない場合は口座凍結の対象になる恐れがあります。

スキャルピング禁止

海外FXではほとんどの海外FX業者にてスキャルピングOKですが、LAND‐FXなど一部の海外FX業者では、超高速のスキャルピングは禁止されています。

禁止事項には、スキャルピング禁止という文面はありません。業者のサーバーに負荷をかけるような高速・短時間取引を繰り返す行為が禁止との表記があります。

判断が微妙となるため、そのような文面がない海外FX業者を選ぶ方がよいです。

ロット数制限

海外FX業者によっては、取引ロット数の制限が厳しく設けてある場合があります。

  • GEMFOREX → 1口座あたり30ロット
  • IS6FX → 5分間に往復10ロット以上の取引禁止

など

一般的にどの海外FX業者でも最大ポジション数やロット数の上限などが定められています。大抵の場合は上限はかなり高く設定してありますので通常の取引には問題ないかと思います。

大きめのロットで取引したい方は必ず確認が必要です。

海外FX口座凍結の解除方法

海外FX口座凍結の解除方法

それでは、口座凍結された時にはどのように解除できるのでしょうか。

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口座凍結を解除する方法を解説していきます。

休眠口座で口座凍結になった場合の解除方法

休眠口座を復活させる方法は、カスタマーサービスに連絡して、

  • 休眠期間の口座維持手数料を払う

という方法ですが、一般的に維持手数料を払ってまで復旧させたくないと思うのが普通です。

凍結されてから1か月未満であれば維持手数料もさほど高くないので、払ってから復活させるのも選択肢の1つです。
新たに口座開設する

そこで、新たに別の口座を開設するか、同一口座を新規で再度申し込む方法があります。一旦、口座凍結された人が新たに口座開設しても、新規としボーナスをもらったりはできません。

残高はそのまま移行できる

新たに口座開設した場合、凍結された口座に残っていた資金は新しい口座に移すことが可能です。

出金もできる

新しい口座から出金手続きは行えます。

規約違反で口座凍結された場合の解除方法

規約違反で口座凍結された場合の解除方法

規約違反で口座凍結された場合の解除方法は、規約違反の理由にもよりますので、解除する方法をカスタマーサービスに問い合わせて下さい。

時間が経てば、その口座が使えるようになる可能性があります。凍結された口座の解除ができないとしても、別の口座が開設できる場合もあります。

  • ロット数が上限を超えていた
  • 窓開けトレードを行った
  • スキャルピングを行った

など、規約違反だということを知らなかった、というのは十分にあり得ます。誠意をもって、2度と規約違反を繰り返さないことを伝えるようにしましょう。

解除できないケース

例えば、口座情報の偽造やボーナスのアービトラージなど悪質だと判断された場合は解除は難しく、別の口座でも開設できない場合があります。

  • 口座情報の偽造
  • ボーナスのアービトラージ
  • レート遅延の悪用

などは、ちょっと軽視できない規約違反ですよね。

規約違反にて凍結解除・別の口座の開設ができなかった場合は、あきらめて他の海外FX業者にて口座開設をするしか方法がありません。

さらに、犯罪色が強く、稼ぐ金額も高額になるなどの規約違反が重なると海外FX業者のブラックリストの載ってしまう可能性があります。一度規約違反で口座凍結されたら、次からは慎重に取り組むようにしましょう。

出金できないケース

原則として、口座凍結された場合でも、もともと入金していた自己資金(残高)はカスタマーサービスに問い合わせて出金することができます。

出金できないのは、

規約違反にて稼いだ利益分です。規約違反で稼いだ利益は海外FX業者に没収されますので、出金することができません。

海外FX口座凍結への対策

海外FXの口座凍結を避けるための対策・注意点を最後にご紹介しておきます。

対策1.口座凍結になるケースを調べておこう

休眠口座が凍結されてしまうのは、どれくらいの期間なのか事前に調べておきましょう。もし、口座維持手数料がかかる場合は、知らないうちに口座残高から手数料が引かれてしまうことになります。手数料が引かれない場合でも、再度、新しく口座を開設するのは面倒ですよね。

期間が定めてある場合は、最小ロットの取引でもいいので期間内に1回でも取引を行えば凍結が回避できます。

放置しておいても口座凍結にならない海外FX業者もありますので、事前にわかっていれば対処できます。

対策2.規約を確認しておこう

取引規約は海外FX業者によって内容が異なります。

規約が緩めで大まかな海外FX業者もあれば、割と厳しく細かい海外FX業者もあります。取引手法に合わせて、規約を確認したうえで海外FX業者を選んでおけば安心です。

口座情報の偽造や、ボーナスのアービトラージ、レート遅延の活用など悪質だと判断される規約違反は絶対に行わないようにして下さい。

未入金の口座開設ボーナスを提供している海外FX業者は、規約が比較的に厳しい傾向にあります。

口座凍結になるケースを調べる方法

口座凍結になるのは、どのようなケースなのか海外FX業者ごとに異なります。理想は、海外FX口座を開設する前に調べておくことですが、英文での表記だったり、書類が多すぎて読みづらかったりと明確にするのが困難な場合もありますよね。

自分で公式サイトで調べることも可能ですが、ネット検索やSNSで調べてみる方法もあります。

「〇〇〇〇(海外FX業者名)口座凍結」

「休眠口座で口座凍結になる海外FX業者」

「〇〇〇〇(海外FX業者名)規約違反」

悪質な業者もあるので注意

国内でもある程度の知名度がある海外FX業者であれば、理不尽な理由から口座凍結されることはまずありません。仮に口座凍結された場合でも、残高は出金可能です。

しかし、稀にですが、詐欺を目的とした悪質な業者もありますので注意が必要です。

  • 入金した途端にログインできなくなる
  • 出金手続きができない
  • 連絡がとれない
  • 連絡がきても対処してくれない

など、ある日突然、サイト自体がアクセス不可になる海外FXもあります。

悪質な海外FX業者の特徴
  • SNSの勧誘などで無名の海外FX口座を開設した
  • 自動売買の勧誘で海外FX口座を紹介された
  • 日本語のサイト・情報がない
  • 会社情報・サービスに不透明な情報が多い
  • 会社名を検索しても情報がない
  • 運営歴が新しい

など

海外FX業者の中には、日本語版を提供していないケースもありますが、英語がわからない方は判断のしようがないので日本語で情報が探せない場合はやめておいた方が無難です。
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国内でも、口コミやランキング情報、投資家ブログにてよく名前が出てくる海外FX業者はひとまずは安全だといえます。ただし、どんなに安全な海外FX業者でも、国内FXに比べれば若干のリスクがあることを理解しておきましょう。
ちなみに安全な海外FXの見極め方を以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、参考にして下さい。

まとめ

まとめ

海外FXで口座凍結される理由は、

  • 長い期間に渡って取引を行っていない場合
  • 利用規約に違反があった場合

と2つの理由が考えられます。

口座凍結ではなく、単にシステムエラーやID・パスワードの間違えなどでログインできない場合もあるので慌てずに確認するようにしましょう。

確実に口座凍結だなと思われる場合は、

カスタマーサービスにまずは問い合わせることが先決です。メールやチャットで問い合わせて、口座凍結の理由を確認することができます。

休眠口座の凍結であれば、口座維持手数料を払ったり、新たに口座を開設するなどの対処方法があります。軽度の規約違反での口座凍結であれば、丁寧に謝罪することで解除してもらえたり、別の口座が開設できる場合があります。

口座情報の偽造やボーナスのアービトラージなど悪質だと判断された場合は、その海外FX業者での口座復旧は難しいと思われます。悪質な規約違反が続いた場合は海外FX業者のブラックリストに記録が残り、海外FXで取引できなくなる恐れがあります。社会的通念上、公正な取引だといえない方法で稼ぐのはやめておいた方が無難です。

海外FXで口座凍結された場合でも、大抵の場合はすぐに解決できますので慌てずに冷静に対処していくことが大切です。一般的に名前が知れている海外FX業者であれば、出金できないということはありませんので安心して下さい。

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とはいえ、口座凍結はできれば避けたいもの。どのような場合に口座凍結になるのか、休眠口座の条件や取引規約の禁止事項をしっかりと調べておくようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

個人投資家、ライター、アナリスト。海外メディアを駆使した市場リサーチが強み。副業トレーダーを経て、フリーランスとして独立。 株式投資、FX、金プラチナ、債券、外貨預金、ETF・投資信託、不動産などの分散投資を得意とする。