海外FXと国内FXを徹底比較
海外FXと国内FXは何が違うのでしょうか?なかなか体系的にまとめているサイトはありません。そこで、今回は海外FX業者のサービスと国内FX業者のサービスを徹底比較しました。
どちらが自分にあっているのか?悩んでいる方は参考にしてください。
海外FXと国内FX比較
比較項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
レバレッジ | 最大2000倍 平均400倍~500倍 |
個人25倍 法人200倍 |
スプレッド | 国内FXよりは広い | 狭い |
取引方法 | NDD方式(ノン・ディーリング・デスク) →STP方式・ECN方式 実際に売買を行い、その手数料を仲介者としてのFX業者が得る仕組み |
DD方式(ディーリング・デスク)=店頭取引 →OTC方式 FX業者が胴元として、トレーダーの注文を呑む仕組み。注文通りに実際は通貨の売買が行われない。 |
FX業者とトレーダーの関係 | トレーダーの取引量が増えるとFX業者が儲かる (≒トレーダーが儲かるとFX業者が儲かる) パートナー関係 |
トレーダーが損失を被るとFX業者が儲かる 利益相反関係 |
約定力 | 高い | 低い |
約定拒否 | なし | あり |
スリッページ | ECN口座はなし。STP口座はあるが約定力が高いため少ない | あり |
追加証拠金(追証) | なし | あり |
トレードプラットフォーム | MT4+その他のプラットフォーム | 自社開発プラットフォーム |
MT4 | ほぼすべての業者で利用可能 | 一部業者であり |
取引の透明性 | 高い。取引に応じた報酬形態・世界標準のMT4利用・ECN取引など | 低い。自社プラットフォームはブラックボックス |
最新のトレードテクノロジー | 最先端・世界基準 | 海外に遅れて日本は投入。ただし、OTC取引がベースのため最新技術が取り入れられないケースも多い。 |
税金 | 雑所得→総合課税(累進課税) | 申告分離課税 |
システムトレード | MT4なのでEAはほぼすべての業者で利用可能 | 一部業者であり |
ソーシャルトレード | 一部業者であり | なし |
VPSサーバー無料利用 | 一部業者であり | なし |
ECN口座(板情報・気配値表示) | 一部業者であり | なし |
最低入金額 | 100円~1万円程度 | 0円~1万円程度 |
最低取引量 | 1000通貨が基本(MT4の標準が0.01ロット) 少ない業者では10通貨から |
1万通貨が基本 少ない業者では1通貨から |
口座開設のスピード | 10分ほど | 10分ほど |
入金方法 | 海外送金 国内送金(銀行振込) クレジットカード 国際決済サービス |
国内送金(銀行振込) |
入金スピード | クレジットカードなら即日反映 | 銀行振込みで最短当日反映 |
入金手数料 | クレジットカードなら0円、国内送金なら数百円、海外送金なら3,000円程度 | 無料 or 数百円 |
出金方法 | 海外送金 国際決済サービス 海外FX業者発行のデビットカード(プリペイドカード) |
国内送金(銀行振込) |
出金スピード | 国際決済サービスで1日ほど、海外送金は3日~5日ほど | 銀行振込みで最短当日反映 |
出金手数料 | 国際決済サービスから日本の銀行での出金であれば1,000円程度 海外送金で直接日本の銀行へ出金する場合3,000円程度 |
無料 or 数百円 |
キャンペーン・ボーナス | 入金額の30%~100% | キャンペーンごとに0円~1万円程度 |
信託保全 | 業者ごとに設定 分別管理・全額信託保全・一定額まで信託保全 |
義務化 |
問い合わせ対応 | 日本語 24時間体制 |
日本語 24時間体制 |
まとめ
- レバレッジや約定力、トレーダーとのパートナー関係、最先端の技術、透明性の高いトレードでは海外FXの方が有利
- 信託保全の義務化、見た目のスプレッドの狭さ、税金の安さでは国内FXの方が有利
という結果と言えます。
レバレッジ規制の有無と同じぐらい大きいのが、FX業者とトレーダーとの関係性です。
- トレーダーが損するとFX業者が儲かる = 国内FX業者
- トレーダーが儲かるとFX業者が儲かる = 海外FX業者
という関係になってしまうので、必然的に国内FX業者はトレーダーが儲かるのをなんとか妨害しようとしますし、海外FX業者はトレーダーが儲かるように「アナリストの分析情報を提供したり」「ボーナスで証拠金を増やしたり」「VPSサーバーを無料にしたり」様々な顧客サポートを重視するのです。
小さな違いのように感じてしまいますが、このトレーダーとFX業者の関係がすべてのサービスに影響を及ぼしているのです。
海外FXと国内FXのメリットデメリットを把握したら、まずは両方実際に利用してみながら、どちらが使いやすいのか?自分に合っているのはどちらなのか?を見極めると良いでしょう。
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