海外FXの口座開設の手順
海外FXの口座開設はどうやって行えばよいのでしょうか。ここでは一般的な海外FXの口座開設の手順について解説します。
海外FXの口座開設から利用までの大まかな流れ
- 口座開設フォームへ行く
- 口座開設フォームの指定項目を記入
- 本人確認書類・住所証明書類をアップロード
- 海外FX業者が確認書類の確認
- 口座開設完了
- メールによるID/PASSのお知らせ
- 管理画面にログイン
- 口座へ入金
- MT4などのトレードシステムダウンロード(ウェブプラットフォームの場合はダウンロード不要)
- MT4にログイン
- 取引開始
上記のような流れになっているのが一般的です。口座開設の申し込みフォームに入力して本人確認書類をアップロードすれば、早い場合で1~2時間、遅くとも数日中には口座が開設され、即時に口座に入金が反映されるクレジットカード入金などを選択すればすぐにトレードができるようになります。
1.海外FXの口座開設フォームへの入力
海外FX業者によって、口座開設に必要な情報というのは違いますが、一般的な口座開設フォームの入力内容を解説します。
生年月日
生年月日を選択します。
※日本とは順番が逆の場合があります。
- 日本では年/月/日
- 欧米では日/月/年
の順番になっています。
性別
性別を選択します。「Mr.(男性)」や「Ms(女性)」を選択するものもあります。
氏名
ローマ字で指名を入力します。頭文字は大文字にしましょう。名前と苗字は分かれている入力フォームが多いようですが名前、苗字の順です。
国
日本「Japan」を選択します。居住国を選択する形になるので、日本人でも海外在住であれば日本ではなく居住国を選択します。
電話番号
日本の場合、国際番号「81」に自分の電話番号の初めの「0」を取って記載します。
- Phone Number(電話番号): +81-3-1234-5678(日本表記:03-1234-5678)
- Mobile Phone (携帯電話): +81-90-1234-5678(日本表記:090-1234-5678)
入力時にエラーが出てしまう場合は、「+」「-」の記号を除いて入力しましょう。
住所
住所では、郵便番号、都道府県、市区町村、住所を記載することになります。日本の住所とは順番が逆になることに注意が必要です。
- 日本表記例:神奈川県横浜市中区元町1-4-5 山田ハイツ101号
- 英語表記例:#101 Yamada Heights、1-4-5 motomachi naka-ku yokohama-shi kanagawa-ken
【住所】:Address Line / Address Line1 / Address Line2
「マンション番号→マンション名→番地→町名」という順番になります。
Address Line #101 Yamada Heights、1-4-5 motomachi
Address Line1 / Address Line2と2つに分かれている場合には、Address Line2にマンション名を入れます。
Address Line1 1-4-5 motomachi
Address Line2 #101 Yamada Heights
【市区町村】:City
Shinjuku-ku
「○○-ku」「○○-shi」というように入力します。エラーになる場合は「-」を外して入力しましょう。
【都道府県】:State/Province/Region
Chiba-ken
【郵便番号】:ZIP / ZIP CODE
123-4567
郵便番号の順番は日本と同じです。
取引口座の情報
【口座タイプ】
海外FXの場合は、複数の口座タイプを用意している海外FX業者が多いため、自分に合った取引口座を選択します。口座によって、スプレッドや取引方法、最低入金額、取引通貨量(1lot)などが異なるため、しっかり比較検討して決める必要があります。自分に合った口座を選びましょう。
【口座の基本通貨】
口座の基本通貨を選ぶことが可能です。「日本円(JPY)」が使える場合は、日本の銀行などに海外送金した場合に「両替手数料(為替手数料)」がかからないメリットがあります。「米ドル(USD)」の場合は、NETTERERやPaypalなどの国際決済サービスでドル口座管理をする場合に便利です。MT4などのトレードプラットフォームでも、この口座の基本通過で残高などが表示されるため、慣れていない方は「日本円(JPY)」をおすすめします。
【レバレッジ】
レバレッジを選択することが可能です。海外FXではハイレバレッジであることが大きな魅力ですが、レバレッジを低く抑えたい方もいるため選択できるようになっています。通常のトレードをするのであれば最大レバレッジは200倍ほどあれば十分ですが、資金が少ない方はそれ以上のレバレッジでもある程度のロット数のトレードが可能になります。
【投資額】
初回入金額です。「米ドル(USD)」で聞かれることが多いため、ざっくり計算して近い数字を選択しましょう。それほど厳密に入力する必要はありません。
投資家情報
投資家というとたいそうなプロのトレーダーを思い浮かべてしまいますが、FXで1円以上取引するなら、それは投資家ということです。自分の収入や資産情報を入力します。
【年収/所得総額】
日本では年収ですが、あまり年収という表記はせずに所得総額と表現されることが多いようです。これも「米ドル(USD)」で選択肢が表示されるため、ざっくりの数字で選択しましょう。
【純資産】
日本では「純資産がいくらか?」ということを考える機会が少ないと思いますが、「預貯金」+「証券(株式)」+「住宅・不動産(ローン残高除く)」+「自動車(ローン残高除く)」ぐらいでざっくり概算の数字を出せばOKです。
【職業】
これはある選択肢の中から選びましょう。
過去の投資経験
投資経験を聞く質問があります。FXやCFDの取引経験、株式投資の取引経験、その他という形の選択が多いです。
【経験年数】
投資をした期間のことです。FXや株式投資など投資であれば何でも含まれます。
【過去○年の投資回数】
投資回数を記載します。
【取引の頻度】
取引の頻度を記載します。
同意
「条件」「注文の執行方針」「プライバシーポリシー」や「リスク開示」「利害の対立」などの同意のチェックボタンがあります。リスクを認識して取引するかのチェックです。
読めと言われても英語で記載されているケースも多く、なかなか長文になってしまうので難しいのですが、google翻訳などを駆使してざっと目を通しておくことをおすすめします。
「口座開設をする」ボタンを押せば、口座開設完了です。
この後
- 「本人確認書」のアップロード画面になるか
- メールが届いてから「本人確認書」をアップロードするURLが記載されているか
どちらかのケースが多いですが
「本人確認書」のアップロードをしたら口座開設のこちら側でできる作業は完了します。
2.「本人確認書類」と「住所証明書」のアップロード
口座開設には「本人確認書類」と「住所証明書」の両方が必要です。ほぼすべての海外FX業者でこの必要書類が必要になります。
「本人確認書類」
- パスポート
- 運転免許証
- 写真付きの住民台帳
基本的には、写真がついていて本人が確認できるものということになっています。海外FX業者によっては、保険証や、印鑑登録証明書、住民票の写しなども可能な場合があります。逆に海外FX業者によってはパスポートしか本人確認書類として認識しないものもあるので、事前に確認が必要です。マイナンバーなども日本であれば本人確認書類になりますが、海外FX業者では本人確認書類にならないケースがほとんどです。
「住所証明書」
- 住民票
- 水道利用明細
- 電気利用明細
- ガス利用明細
- 固定電話利用明細
- 携帯電話利用明細
- クレジットカード利用明細
3ヵ月以内~6か月以内(海外FX業者によって異なる)に発行されたもので、発行日と氏名、そして住所がわかる書類ということになります。
最近では、利用明細はほとんどWEB明細が多くなっているので、あまり住所宛に来る明細書がないというケースもあるのですが、公共料金の支払通知などを利用すると良いでしょう。
筆者の場合は海外送金で海外FXの儲けを受け取っているため、銀行からの「外国送金。本支店間外貨送金計算書(被仕向送金)」という明細書を提示することが多いです。
3.海外FX業者の審査
審査らしき事はほとんどなく
- 入力項目に間違えがないか?
- 本人確認書類・住所証明書が間違っていないか?
- 過去に海外FX業者とトラブルを起こしていないか?ブラックリスト
が問題なければすぐに口座開設完了のメールが届きます。海外FX業者とのトラブルを起こした人物のリストは業者間で共有されているので、この段階で悪質なトレーダーの方(規約に則らない方法でトレードをする方)は排除されてしまう可能性があります。
4.口座開設完了メールの指示に従ってマイページにログイン
口座開設完了メールには
- 入出金・口座残高を確認するためのマイページのID/PASS
- MT4などトレードプラットフォームにアクセスするためのID/PASS
が記載されています。マイページからトレードプラットフォームにアクセスできるものもあります。
絶対になくさないように保存しておきましょう。
5.マイページから入金
マイページにログインして証拠金を入金します。
入金方法には
- 海外送金による入金
- クレジットカード・デビットカードによる入金
- 国際決済サービス(ネッテラー・ペイパルなど)による入金
があります。
すぐにFXトレードをしたければ口座に即時反映されるクレジットカード・デビットカードによる入金を選択しましょう。クレジットカードでネットショッピングするのと同じですので、簡単に利用することができます。
6.トレードプラットフォームをダウンロード
海外FX業者のウェブサイトからトレードプラットフォームをダウンロードします。
複数のトレードプラットフォームを用意している海外FX業者も多いので、自分が使いやすいトレードプラットフォームを選んでダウンロードします。
PCにダウンロードせずにログインすることでトレードができるオンライントレードプラットフォームも増えてきました。この場合はダウンロードする必要はありません。指定のURLに飛ぶだけです。
7.口座開設完了メールにあるID/PASSでプラットフォームにログインしトレード開始
口座開設完了メールに記載されいたID/PASSでトレードプラットフォームにログインし、トレードが開始できます。
海外FX業者でFXトレードが可能になります。
まとめ
口座開設、入金、トレードという流れは当サイトで紹介している海外FX業者であれば、ほとんど日本で記載されていますし、わからなければチャット問い合わせなどで日本人スタッフが対応してくれます。
よほどのことがない限り、迷わずにFXトレードができるはずです。
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