海外FXの出金方法
海外FXで利益が出たら、どのように儲けたお金を出金すれば良いのでしょうか?今回は海外FXの出金方法について解説します。
海外FXの出金方法
海外FXの出金方法は大きく分けて次の4つになります。
- クレジットカード・デビットカードへの出金
- 海外送金による日本の銀行口座への出金
- 国際決済サービスへの出金
- プリペイドカード(デビットカード)で日本のコンビニATMで出金
実際にXM(エックスエム)の出金画面は下記のような選択肢があります。
- Credit/Debit Cards → クレジットカード・デビットカード
- Neteller → 国際決済サービス
- Skrill (MoneyBookers) → 国際決済サービス
- Chinese Banks Withdrawal → 中国の銀行へ出金
- Bank Wire Transfer → 海外送金による日本の銀行口座への出金
です。日本人に馴染みのないものもありますが、それほど難しいことではないのです。
1つずつ解説していきます。
1.クレジットカード・デビットカードへの出金
「あれっ。クレジットカードで入金ってどういうこと?キャッシュカードじゃないんだから、クレジットカードは支払いの機能しかないのでは?」
と思う方は、よくクレジットカードのことをわかっている方です。
クレジットカードというのは「買い物をするときに利用すれば、1ヶ月~2か月後にクレジットカードに登録した銀行口座から利用額が引き落とされる」という機能を持つカードです。
銀行口座と直結して管理できる銀行発行のキャッシュカードではないので
- 入金の機能
- 口座としての預金機能
はないのです。
では、クレジットカードへの出金とはどういうことなのでしょうか?
クレジットカードによる海外FX口座への入金をした方は、一定期間内であればキャンセル処理ができるので、出金と同じ扱いになる
ということを意味します。
1月に10万円をクレジットカードで入金した方が、海外FX業者がクレジットカード会社に入金情報の処理をしない間、例えば3月に10万円を出金した場合、1月の入金がキャンセル処理されて「クレジットカードへの請求がなくなる」「レジットカードの利用額は引き落とされない」ことになります。
これがクレジットカード・デビットカードへの出金です。
どのくらいの期間キャンセル処理ができるのかは海外FX業者によって異なりますが、基本的に1年以内であればクレジットカード・デビットカードへの出金が可能になるようです。
実際にクレジットカードで出金するとクレジットカード会社の履歴にはマイナスの金額が表示されます。
海外FX業者からクレジットカードで出金依頼
クレジットカードの利用明細
メリット
- 手数料が発生しない
- すぐに処理が行われる
デメリット
- クレジットカードでの入金額以上の出金ができない
注意点
クレジットカード・デビットカードで入金した金額以上の出金はできません。クレジットカード・デビットカードへの出金はキャンセル処理なので、入金していない場合には出金もできないのです。
また、他の出金方法を選んでも、クレジットカード・デビットカードで入金している場合は、そちらのキャンセル処理が優先されます。キャンセル処理が全額完了して、残った金額は他の出金方法を選ぶことができるのです。
2.海外送金による日本の銀行口座への出金
一番オーソドックスな方法が海外送金による日本の銀行口座への出金です。
海外FX業者が顧客の資金管理に利用している海外の銀行から、投資家が指定する日本の銀行口座へ出金することが可能です。
デメリットは海外送金手数料が発生することです。これは受取側の日本の銀行、送金側・中継銀行によって金額が異なるのですが、1回あたり4,000円~5,000円程度の海外送金手数料が発生します。
メリット
- どの海外FX業者でも利用できるオーソドックスな出金方法
デメリット
- 海外送金手数料が発生する
- 出金までに時間がかかる
3.国際決済サービスへの出金
国際決済サービスとは、バーチャル銀行の銀行口座のようなもので、世界中の方が支払いに利用しているセキュリティの高いオンラインサービスです。
日本で馴染みのあるものはPaypalかと思いますが、海外FXではNetellerやSkrill などの国際決済サービスがメジャーとなっています。
- 国際決済サービス → 海外FXの口座
- 海外FXの口座 → 国際決済サービス
は基本的に送金手数料は無料なので、トレード資金を国際決済サービスに集約させてから、複数の海外FX業者の口座に出し入れして管理するのが海外FXになれた方の資金マネージメント方法となっています。
国際決済サービスは一見不安に感じるかもしれませんが、世界中で数千万人という規模で利用者がいるオンライン銀行なので、セキュリティ対策も万全な対策が取られている安全な資金管理先となっています。
国際決済サービス口座から日本の銀行口座に出金するときには手数料が発生しますが、ある程度まとめて出金できるので、都度海外送金で出金するよりは安くなります。
メリット
- 海外FXの口座 → 国際決済サービスの手数料は発生しない
- すぐに反映される
- セキュリティ対策も万全
デメリット
- 国際決済サービスから日本の銀行口座への出金時には手数料が発生する
4.プリペイドカード(デビットカード)で日本のコンビニATMで出金
海外FX業者の中でも大手の企業になると、海外FX口座と連動したプリペイドカード(デビットカード)を発行しています。
プリペイドカード、デビットカードなど呼び方は海外FX業者によって異なるのですが、機能は同じで海外FX口座の残高を利用して、クレジットカードのように買い物をしたり、ATMから引き出したりすることが可能です。
MasterCardブランドのデビットカードの場合は「MasterCard」「Cirrus」というロゴの入ったATMで利用することができ、日本円で出金することが可能です。日本ではセブンイレブンにあるセブン銀行などが「Cirrus」に対応しています。外国人観光客が増える中、対応するATMは今後も増加していくと考えられます。
例 XM(エックスエム)のXM カード
ATM
- 1日の最大出金回数 3 回
- 1日の最高出金額 1,000 USD
- 1か月の最高出金額限度 30 回
- 1か月の最高出金額 5,000 USD
- 出金手数料 2%
- 最低手数料 3 USD
- ATM 残高照会 / 拒否 / 非金銭取引 / PIN番号が正しくない 0.40 USD
ショッピング利用(MasterCardブランド加盟店)
- 1日の最大購入回数 8 回
- 1日の最高購入金額 3,000 USD
- 1か月の最大購入回数 100 回
- 1か月の最高購入金額 10,000 USD
- 購入手数料 無料
メリット
- 日本のコンビニでも出金できる
- そのままクレジットカードのように買い物ができる
デメリット
- ATM出金の手数料が発生
- ○年利用しないと手数料が発生
まとめ
海外FXの出金方法はそれぞれメリットデメリットがあります。
トレーダーの状況に応じて「どの出金方法が良いか?」は変わってくるのです。
おすすめできるのは国際決済サービスによる出金です。海外FXに慣れてくると複数の業者を併用するケースが増えてくるので細かいお金の出し入れが必要になるからです。出金手数料も安くセキュリティレベルも高いので、筆者もNetellerを利用しています。
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