海外FX業者の約定力は
FXトレードをする時に重要になるのは、スプレッドだけでなく、スプレッド+スリッページによる実質トレードコストがどうなるか?になってきます。そのため、「スリッページが起こらないこと」「約定拒否が起こらないこと」がFX業者選びの重要なポイントになってくるのです。
国内FX業者は矢野経済研究所が調査している
国内FX業者の約定力は、様々な業界調査を行っている「矢野経済研究所」が年一回有力6社ほどに実際にトレードをして調査を行っています。
実際に2012年度の調査結果を見てみると
調査の方法
・マーケット注文(ストリーミング)で、買(新規)⇒売(決済)を繰り返す
・1日50売買の100約定×2日=200約定
・発注単位は1万通貨単位
・スリッページ許容設定のある会社は、「1pip」に設定
つまり、国内のFX業者では、マネーパートナーズだけは約定力100%、リクオートなしとなっていますが、ほかは惨憺たる状況です。名前は伏せておきますが、ひどい業者では約定力は70%、不利益な約定率が100%と笑えない結果となっています。この調査は日本でも信頼性のある第三者機関が「有力FX業者」を調査した結果です。大手の6社ですらこの状況ですから、それ以外の業者がどうなっているかは言うまでもありません。
さらに約定力100%というマネーパートナーズでも
定期的に自主調査で発表している少額口座のFX『nano(ナノ)』におけるスリッページ状況は、約定力92%となっているため、本当に調査通りに「100%約定しているのか?」は疑わしいところです。
海外FX業者の約定力は?
海外FX業者の場合、約定力やリクオートの状況は、業者によって大きくことなっているのが現状です。自主的に調査してデータを公開している海外FX業者はほんの一部と言えます。
XEMarketsの場合
- リクオートなし
- 約定率100%
- 99.35%が1秒以内に約定
と調査の基準は違うものの、高い約定力のデータを公開しています。基本的に海外FXの場合は、電子取引所取引を採用しているため、相対取引を採用している国内FXと違って、意図的なスリッページが発生は起こりにくいという背景がありますが、データを公開している業者の方が信用できると言えるでしょう。
まとめ
スプレッドの狭さも重要ですが、約定力がないとスプレッドがいくら狭くても、合計のトレードコストが大きくなってしまうため意味がありません。これは海外FXでも、国内FXでも、同じなのです。
その中でも、レバレッジ規制のない海外FX業者を選ぶのであれば、データを公開しているXEMarketsがおすすめと言えるでしょう。
コメントを残す