OANDAオープンオーダーとオープンポジションで海外FXを攻略
OANDA「オープンオーダーとオープンポジション」という情報ツールをご存じでしょうか?
実は、OANDA「オープンオーダーとオープンポジション」は
- 他の人がどの価格帯でポジションを持っているのか?
- 他の人がどの価格帯で指値・逆指値注文を入れているのか?
- 含み益を抱えている人人と含み損を抱えている人はどのくらいいるのか?
などの情報を教えてくれるツールなのです。
例えば
125円50銭で買いの指値注文がいっぱい入っている
ということがわかったら、125円50銭を超えたらさらに上昇することがわかるかと思います。
これはFXトレードに置いて非常に重要な情報なのです。
今回は、無料で上記の情報がわかるOANDA「オープンオーダーとオープンポジション」という情報ツールを海外FXの攻略法とともに紹介します。
「OANDAのオープンオーダーとオープンポジション」って何?
OANDA(オアンダ)とは
世界ではじめてインターネットを利用した無料のFX情報の提供を開始し、現在ではそのデータベースへのアクセスは1日100万件以上を誇るFX業者です。世界的に事業展開をしていて、日本にはOANDA Japanという日本法人があります。
残念ながら、日本法人があるということは金融庁に登録しているため、レバレッジ制限の対象になってしまうため国内FX業者なのです。外資系の国内FX業者でという位置づけで合って海外FX業者ではありません。
オープンオーダーとオープンポジションとは
- 他の人がどの価格帯でポジションを持っているのか?
- 他の人がどの価格帯で指値・逆指値注文を入れているのか?
- 含み益を抱えている人人と含み損を抱えている人はどのくらいいるのか?
などの情報を教えてくれるツールなのです。
オープンオーダーとオープンポジションという2つの指標がわかるのですが
- オープンオーダー → 他の投資家の指値注文・逆指値注文の状況
- オープンポジション → 他の投資家の未決済の保有ポジションの状況
ということになります。
OANDAのオープンオーダーとオープンポジションであれば、グループ会社も含めると世界の投資家の約3割の情報がわかるため、非常に精度の高い情報になるのです。
OANDAのオープンオーダーとオープンポジション
OANDAのオープンオーダーとオープンポジションを海外FXへ活用する方法
オープンオーダーの活用方法
オープンオーダーは他の投資家の指値注文・逆指値注文の状況がわかる情報ツールです。
- 右上の青 → 買いの逆指値注文
- 左下の青 → 売りの逆指値注文
- 右下のオレンジ → 買い指値注文
- 左上のオレンジ → 売り指値注文
となっています。
オープンオーダー「指値」注文のトレード活用法
「指値」注文は新規の注文で使われやすい注文方法です。
例えば、8月19日8時時点のオープンオーダーを見てみると
- 左上のオレンジ → 125円で多くの売り注文
- 右下のオレンジ → 124円で多くの買い注文
があります。
- 125円に近付けば多くの「売り注文」が発動 → 為替レートは反転して下降
- 124円に近付けば多くの「買い注文」が発動 → 為替レートは反転して上昇
に向かうのです。
オープンオーダー「指値」注文で活用するポイントとしては
オープンオーダーのオレンジは突出した部分が反転する
ということになります。
オープンオーダー「逆指値」注文のトレード活用法
「逆指値」注文は損切りで使われやすい注文方法です。
トレーダーの多くは注文と同時に損切りの逆指値注文を入れるので、「指値」注文よりも重要度の高いものが「逆指値」注文と言えます。
損切りが集まっているポイントというのは、大口投資家、機関投資家のかっこうな狙い目となります。無理やり損切りをさせてそこからの為替変動で儲けるのが大口投資家のやり口だからです。
これを逆手に取ると、損切りが集まっているポイントまでは為替レートが動きやすいということになるのです。さらにその損切りが発動すれば、勢いがつくのでさらに為替レートが順張り方向に動くことになります。
例えば、この8月19日8時時点のオープンオーダーを見てみると
- 124円60銭~70銭近辺に多くの逆指値の買い注文
- 左下の青よりも、右上の青の突出度の方が大きい
大口投資家の戦略によって「124円60銭~70銭」の損切りを狙って為替レートは上昇する予測ができるのです。
「124円60銭~70銭」の損切りが発動すれば、さらに上昇トレンドが加速します。
オープンオーダー「逆指値」注文で活用するポイントとしては
- オープンオーダーの青が突出した部分までレートが動きやすい
- オープンオーダーの青が突出した部分を超えるとトレンドに勢いがつきやすい
ということです。
オープンポジション「未決済の保有ポジション」のトレード活用法
オープンポジション
- 青 → 含み損をかかえているポジション
- オレンジ → 含み益をかかえているポジション
買い手と売り手で含み損が多いのかを判別する
含み損が膨らんでいけば、トレーダーはポジションを持っていられなくなります。損失が大きくなればなるほどポジションの解消をせざるをえないからです。我慢比べ状態になっているのです。
- 買い手の含み損が多ければ → ポジション解消の売り → 下降トレンド
- 売り手の含み損が多ければ → ポジション解消の買い → 上昇トレンド
となります。
買い手と売り手で含み益が多いのかを判別する
含み益が多い場合は、ポジションをそのまま保有するか?買い増しをする傾向があります。つまり、そのまま相場は緩やかに順張り方向に動くことになります。ただし、含み損の圧力よりは弱くなるので注意が必要です。
- 買い手の含み益が多ければ → 買い手優位 → 上昇トレンド
- 売り手の含み益が多ければ → 売り手優位 → 下降トレンド
今回の例では、オレンジは右下の方が大きいです。買い手で儲かっている人が多いということです。買い手優位で引き続きゆるやかな上昇が考えられるのです。
オープンオーダーとオープンポジションを見てシナリオを立てる
オープンポジションをチェック
買い手で含み益を抱えた人が多く、買い手有利ですが含み損をかかえた買い手も多い為どこかで反発する可能性あり
オープンオーダーをチェック
124円60銭~70銭のラインに買いの逆指値注文が入っているのでここまでは相場が上昇し、125円近辺に多くの売り指値注文が入っているため、ここで反発する可能性あり
シナリオは
- 124円40銭の今、ロングで入って、124円70銭を超えたところでポジションを解消する
- 124円90銭ぐらいでショートの指値注文を入れて、反発後の下降トレンドを狙う
となります。
このように今までチャートだけを見たテクニカル分析をしていた方も、他の人の注文状況を把握することで、過去の為替レートの動き以外の視点でシナリオを組むことができるのです。
当然、テクニカル分析と併用して精度を上げることが可能です。細かいpips数を稼ぐデイトレード、スキャルピングトレードであればこそ、情報の精度、シナリオの精度の向上を図る必要があります。
OANDA「オープンオーダーとオープンポジション」は不可欠な情報ツールなのです。無料なので使いこなしましょう。
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