海外FXの出金ではネット銀行は使えない?
海外FXでトレードをした結果、証拠金を出金するために「海外送金」を選択することがあるかと思います。しかし、この送金先の銀行はネット銀行が選べないことが多いので注意が必要です。
海外FXで海外送金をするためにはSWIFTコードが必要
海外FXに限った話ではないのですが、海外送金をするときにお金を海外から口座に移そうとすると銀行のSWIFTコードの提示を求められます。
SWIFTコードとは
SWIFTコードとは、ISO 9362のことを意味し、国際標準化機構によって承認された金融機関識別コードの標準書式のことを言います。
世界的にその銀行が認められているということの証と言えます。
コードは8文字か11文字で構成
4文字 – 金融機関コード
2文字 – ISO国名略号
2文字 – 所在地コード
3文字 – 支店コード
- みずほ銀行 MHCBJPJT
- 三菱東京UFJ銀行 BOTKJPJT
- 三井住友銀行 SMBCJPJT
となっています。国際間の海外送金では、このSWIFTコードによって送金のやりとりがされるのです。
ネット銀行にはSWIFTコードがない
ここ数年の間に誕生したネット銀行は、このSWIFTコードを持っていないことが多いのです。日本国内の送金では使われないものなので、コストを最大限まで抑えようとするネット銀行は導入していない銀行もあるということなのです。
例えば
- 楽天銀行 なし
- ジャパンネット銀行 なし
- セブン銀行 なし
- 住信SBIネット銀行 NTSSJPJT
- じぶん銀行 未定
- イオン銀行 未定
上記のようにSWIFTコードがあるのは住信SBIネット銀行など一部のネット銀行だけであり、イオン銀行やセブン銀行などの流通系グループの銀行も、ネット銀行と同じように住信SBIネット銀行が存在しないのです。
SWIFTコードがない銀行 = 海外送金ができない = 海外FXの出金ができない
ということになります。
海外FXの出金を海外送金で考えている方は、メガバンクの口座を作っておくことをおすすめします。ネッテラーなどの国際決済サービスを利用しても、デビットカードで引きだす方法もありますが、額が大きくなると結局は日本の銀行口座に送金することになるため、どちらにしてもメガバンクの口座は必要ということになります。地方銀行はSWIFTコードを持っているので地方銀行の口座でも問題ありません。
外国からの送金は銀行から何のお金か聞かれる
海外FXに限りませんが、海外から海外送金によって銀行口座に入金があると銀行から「何のお金ですか?」と聞かれることがあります。
これは金融庁の指示により、資金の出所を確認しなければならないのです。
「海外法人のFXの出金です。」と回答すれば問題ありません。
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