海外FXの出金手数料比較
海外FXでの出金時の手数料はどうなっているのでしょうか。意外とわかりにくい出金手数料について解説します。
海外FXの出金方法は?
そもそも、海外FXの出金方法は大きく分けて2つしかありません。
- 日本の銀行への海外送金
- 国際決済サービスへの送金
の2つです。
また、「Paypal」や「NETELLER」などの国際決済サービスを利用した場合は、そこからさらに日本の銀行やATMから引き出す必要があります。
海外FXで日本の銀行への出金手数料は?
必要になる手数料項目
- 海外FX業者の出金手数料:無料のところが多い。出金金額の最低額の条件つきで無料のところも
- 海外送金中継銀行の手数料:10ドル~30ドル、中継銀行がないケースもある
- 受取銀行の手数料:2500円~5000円(リフティングチャージと被仕向け手数料)
- 為替手数料:JPY口座→日本円 0円、USD口座→日本円 0.5円~1.0円/1ドル
とそれなりに手数料がかかってきます。
例えば、海外FXの日本円JPY口座10万円を出金した場合に
- 出金額:10万円
- 海外FX業者の出金手数料:0円(無料の業者を選ぶ)
- 中継銀行の手数料:0円
- 受取銀行の手数料:4000円(リフティングチャージと被仕向け手数料)
- 為替手数料:0円
とした場合には96,000円で引き出せることになります。リフティングチャージというのは、日本円から日本円の海外送金で為替手数料が手に入らないときに銀行が設定する手数料のこと。
これがUSD口座だと
- 出金額:10万円
- 海外FX業者の出金手数料:0円(無料の業者を選ぶ)
- 中継銀行の手数料:25ドル(約2500円)
- 受取銀行の手数料:1500円(被仕向け手数料)
- 為替手数料:1000円(1円/1ドル)
とした場合には95,000円で引き出せることになります。中継銀行の手数料は海外送金ルートによって変わってきますが、25ドル程度を見ておいた方が良いです。
海外FXで国際決済サービスへの出金手数料は?
これは、国際決済サービスによって違いがあるのですが、今回は「NETELLER」で仮定した場合の出金手数料を記載します。
海外FX → 国際決済サービス への出金
- 海外FXの送金手数料:無料のところが多い
- 国際決済サービスの受取手数料:無料のところが多い
国際決済サービス → プリペイドカードによってセブンイレブンのATMから出金
- 国際決済サービスのATM出金手数料:650円
- 為替手数料:JPY口座→日本円 0円、USD口座→日本円 2.95%
となっています。
つまり、海外FXのJPY口座の場合は、「NETELLER」への送金は無料でできるケースが多く、さらにそこから「Net+プリペイドカード」を利用すればATM手数料650円だけで現金を手にすることが可能になるのです。
「Net+プリペイドカード」は、発行に1300円がかかりますが、一回作れば何度でも利用可能です。ただし、一回の引き出し限度額は12万円になるため、出金額が高くなれば650円の手数料が回数分必要になります。
つまり、どの海外FX出金がお得?
出金額が50万円以下の場合
- 海外FXのJPY口座 → 「NETELLER」 → 「Net+プリペイドカード」で出金
12万円までなら650円。「Net+プリペイドカード」の発行が必要
出金額が50万円を超える場合
USD口座など他の通貨の口座の場合
- 海外FX → 日本の銀行へ海外送金で出金
※被仕向け手数料が無料の新生銀行がおすすめです。
となります。10万円ぐらいを利益が出たら引き出すというのであれば、「NETELLER」が安くてかつセブンイレブンで引き出せるのが便利です。
コメントを残す