海外FXの出金拒否の事例・理由と出金拒否にならない対策

国内FXでは、出金トラブルに合うことはほぼ100%ないのですが、海外FXではたまに出金拒否などのトラブルがあります。

海外FXで出金拒否されてしまう理由は大きく3つあります。1つは、海外FXの入出金ルールに沿っていないから。もう1つは、何らかの規約違反があったから。そして、一番最悪な出金拒否は単に詐欺に合ったからと3つのケースが考えられます。

もし、海外FXで出金拒否に合ったらどうすればよいのか、出金拒否に合わないためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

今回は、海外FXの出金拒否の事例・理由と出金拒否にならない対策をご紹介していきます。あらかじめわかっていれば今後のトラブルを避けることが可能です。ぜひ、この機会に読んでおいて下さい。

海外FXでは出金拒否がある?

海外FXでは出金拒否がある?

日本は、世界で最も安全な国の1つといわれていて、治安が良いことや金融サービスのトラブルが少ないことで有名です。

そんな日本において、国内FXの利用で入出金トラブルを心配する人はほとんどいないですよね。国内FXは金融庁によって、しっかり管理されているため安心して利用できるのが特徴です。

では、海外FXはどうなのでしょうか。入出金のトラブルは多いのでしょうか。

最近では、海外FXを利用する投資家が増えてはいるものの、利用をためらう投資家が多いのは、海外に拠点を持つ業者にて、きちんと出金できるかどうかが不安要素となっています。

国内FXと海外FXの違いはこちらから

ネットで調べてみると、海外FXの出金拒否や詐欺に合った話も珍しくはないようです。

そもそも出金拒否とはどういうことなのか、海外FXの出金拒否の基本的なパターンを最初にご紹介しておきます。

出金拒否とはどういうことか

海外FXの出金拒否とは

利益や入金額を出金しようとした時に海外FX業者から、何らかの理由で「出金の許可がとれない」「出金手続きをしてくれない」などの状態のことをいいます。

結果的に、出金できない状態が長くことを「出金拒否」といって、実際に口コミや投稿でも「海外FXの出金拒否」が報告されています。

出金拒否 3つのタイプ

ひとことで出金拒否といっても、様々なケースがあり適切に対処することですぐに解決できる出金拒否もあれば、解決のしようがない厄介な出金拒否もあります。

大まかには3つのタイプの出金拒否があります。

  1. 利用している海外FX業者の入出金ルールに沿っていない出金拒否
  2. 利用している海外FX業者の規約ルールに違反している出金拒否
  3. 悪質な詐欺業者による出金拒否

入出金ルールに沿っていない出金拒否

入出金ルールに沿っていない出金拒否

海外FXの場合、日本国内に金融機関を保有していない業者が多いので、全般的に入出金方法が国内とは大きく異なります。

クレジットカードや国際決済サービスでの入出金が主流で、一部の海外FX業者のみ国内銀行送金の利用が可能です。基本的に海外FXでは各業者ごとに入出金のルールが定めてあります。

出金ルールがとくにややこしい

出金ルールがややこしいのが海外FXの特徴で、入金した方法でしか出金できない業者が多くなります。加えて、クレジットカードの利用がある場合は、クレジットカードでの出金が最優先となる業者がほとんどです。

業者によって若干の違いはありますが、「入金方法と同じ方法で入金した金額をまずは出金する」というのが海外FXの常識となっています。
出金ルールに沿っていないと出金拒否される

利用している海外FX業者の出金ルールに沿っていない方法で出金申請をすると、出金拒否されてしまいます。

この場合の出金拒否は、申請する出金方法を変更するとすぐに出金できるケースが多いので、あまり心配はいりません。ただ、利用する金融機関・サービスで何か不具合があって出金が遅延することがあるので注意が必要です。

規約ルールに違反している出金拒否

規約ルールに違反している出金拒否

もう1つの出金拒否パターンとは、利用規約に違反している場合です。

これは国内FX業者の場合と同じで、例えばスキャルピングや両建てなどスキャルピングや両建てなど海外FX業者が禁止しているトレード手法を使った場合に起こります。

規約違反が発覚すると口座凍結・出金拒否

規約違反が発覚すると、口座凍結となり利益が取り消されます。しばらくの間は口座が使えないため残った資金も出金することができません。手動スキャルピングなど軽度の規約違反であれば、しばらくすると口座が使えるようになり出金することが可能です。

アービトラージなど重度な規約違反の場合は、長い期間に渡って口座凍結状態となります。その業者では、再び口座開設するのは難しいでしょう。

本当に違反があった場合は、本人の責任なので仕方がないといえます。利益以外の入金額に関しては時間がたてば出金できるケースです。
詐欺業者が規約違反で出金拒否

規約違反を手口として、詐欺業者が出金拒否するケースもあります。

詐欺業者がいう規約違反は本当に規約違反があったかどうかは疑わしいものです。もともと詐欺ですから、違反があってもなくても出金できなくなります。

詐欺業者による出金拒否

詐欺業者による出金拒否

そして、一番厄介な出金拒否のケースが詐欺業者によるものです。

詐欺で多いパターンは、SNSやネット広告を介して、日本の業者が詐欺業者を紹介するパターンです。自動売買ソフトやEAを活用するケースが目立ちます。

詐欺業者の基本的な流れ

詐欺の目的は口座開設・入金をさせることにあります。騙された顧客が入金した時点でもう詐欺の仕事は完了です。ある日、出金しようとしても「出金させてくれない」「連絡がつかない」などで詐欺に合ったことに気づきます。

このケースでは、日本の公的機関・法律では対処できない場合が多いため、残念ながら解決する方法がほぼ皆無です。

以上見てきた3つのパターンの出金拒否が、海外FXではあり得ることです。

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①のケースは即解決できる場合がほとんど。②のケースは利益分は取り消されますが、いずれは出金可能です。

③の場合は、日本の業者が仲介に入っていたとしても実際に詐欺を働くのは海外の業者なので、日本ではどうすることもできません。稀に、紹介した日本の業者が逮捕されることもあるようです。

以下の記事では、海外FXのリスクについて解説しています。こちらも合わせて参考にして下さい。

海外FXの出金拒否の事例・理由

海外FXの出金拒否の事例・理由

それでは、次に具体的な出金拒否の事例や理由をご紹介していきたいと思います。

出金ルールによって出金拒否された事例

XMでまさかの出金拒否!?

こちらのツイートでは、XMで出金拒否されて一瞬慌てた投資家が、出金ルールの関係でできななかったことに気づいた例です。

bitwalletで出金しようとしたところ、bitwalletで出金できる金額(入金額)を超えていたとのこと。出金が許可されなかった金額は口座に戻されていて、銀行送金で手続きをするようにXMからサポートメールが届いています。

出金拒否の理由

XMでは、入金方法と同じ方法・同じ金額でしか出金できないルールが徹底しています。入金額以上(利益分)の出金は原則として銀行送金以外ではできないのです。

Axioryの出金拒否は勘違いだった!

上記2つは、Axioryで出金拒否されたと思ったところ、原因がすぐにわかった事例です。本人の勘違いで出金拒否!と思い込んでしまうことも結構多いようです。

出金拒否の理由

クレジットカードで入金したと思い込んでいて、出金を以来したところ出金申請が却下されたとのこと。実はbitwalletでの入金だったようで、出金も同じようにbitwalletを使わなければならないのです。

というように、口コミ・評判で優秀なXMやAXIORYでも、出金ルールの関係から一見出金拒否かと思えるような事態が起こり得るのです。

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国内で人気がある海外FX業者、信頼性が高い海外FX業者ほど、犯罪防止の目的から入出金ルールはとくに厳しい傾向にあります。海外FXでは、業者ごとに異なる入出金ルールをしっかり確認しておくことが欠かせないのです。

規約違反で出金拒否された事例

is6comで名義が異なり口座凍結!

こちらのツイートは、携帯電話の名義が家族名義だったため、口座凍結されてしまったとのこと。ボーナス口座だったため出金拒否による損害はなかったようです。

Gemforexで知らずに規約違反!

Gemforexの場合は、利用規約がやや厳しめ。ポジション保有中は出金できない、30Lot以上の取引きは事前の連絡が必要などの規約があります。

出金拒否の原因

Gemforexで出金拒否の噂が一時多かったようですが、Gemforexぐらいの知名度がある業者では意味もなく出金拒否することはないはずです。おそらく本人が知らずに利用規約に違反していたと考えられます。

口座凍結・出金拒否の投稿に関する意見

出金拒否について調べてみると、このようなツイートも多く目にします。海外FXを長く使っている投資家は、なぜ口座凍結・出金拒否になるのかを理解しているため、口コミや投稿で騒いでいる意見は冷静に見ているのです。

出金拒否の原因

規約違反の出金拒否・口座凍結は実は本人に非があるケースが多いのです。

海外FXは比較的にスキャルピングに緩めの業者が多いですが、中には経済指標時のトレードを禁止している業者もあります。

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知らずに規約違反をしてしまうこともあるようです。大抵は、よほど悪質だと見なされない限り、口座凍結・出金拒否となる前に、業者からメールで注意警告があります。

海外FX詐欺で出金拒否の事例

利益が出ているのに出金できない!

独立行政法人・国民生活センターでは、利益が出ているのに出金に応じてもらえないFX自動売買が幾多と報告されています。

ネットの広告にてFX自動売買が紹介されていて、「限定500人・月15%の利益」といわれて自動売買を3万円で購入し、海外FX口座を開設して50万円入金。順調に利益が出ていたので出金を依頼したところ、自動売買を途ちゅうで止めることはできないと出金拒否されたそうです。

出金拒否の原因

お金を騙し取ることが目的の詐欺業者であるため、当然ながら出金は拒否されてしまったわけです。

出金に全く応じてくれない!

弁護士どっとコムでも投資詐欺・海外FX詐欺がたくさん相談されています。

SNS広告にて自動売買ソフトを5万円で購入、仲介された海外の業者に100万円を送金して自動売買の運用を開始。利益が出ていたのでバージョンアップの勧誘を受けて、さらに15万円でソフトを購入し、400万円を送金したとのこと。

1年間は出金できないということで、1年後に出金を依頼したところ全く応じてくれない

出金拒否の原因

こちらのケースも、結果として詐欺に合ったわけで出金できなくて当たり前だといえるのです。

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最も注意すべき海外FXの出金拒否とは、詐欺業者によるものです。高額な自動売買ソフトを購入したり、全く無名の業者を利用したりするのは非常に危険なのです。

出金拒否に合ったらどうすればよい

出金拒否に合ったらどうすればよい

では、いざ自分が海外FXで出金拒否に合った場合はどうすればよいのでしょうか。

1.まずはカスタマーサポートに連絡すること

原因は冷静に調べてみると判明するケースも多いのですが、まずはともあれ、カスタマーサービスにメールやチャットで連絡しておきましょう。

メールの返答に時間がかかる場合もありますので、メールの返答を待っている間に改めて何が問題だったのか考えることができます。

2.出金方法に問題はなかったか?

次にすることは、出金方法の選択に間違えがなかったかどうかです。

  • 入金方法と同じ方法を選択しているか
  • 入金額以上を申請していないか
  • 出金方法が海外FX業者の方で指定されていないか
  • クレジットカード入金から6月~1年以上経っていないか
  • カードの番号が変更になっていないか
  • 本人確認書類の認証は済んでいるか
  • 名義に変更がないか
  • 名義の記載方法・ローマ字表記が異なっていないか

など思いあたることがないか落ち着いて調べてみましょう。

※クレジットカード出金(返金)の場合は期限があります。

※カードを更新している場合、カード番号が異なるため、カスタマーサービスに連絡する必要があります。

※原則として、本人確認書類が未承認の場合は出金はできません。

出金方法の選択が問題の場合は、解決法はシンプルです。許可されている方法を選べばよいのです。

3.利用規約に違反していないか?

さらに、知らずに利用規約への違反がなかったかどうか、その業者の利用規約をチェックしながら思い返してみましょう。

利用規約は海外FX業者によって様々です。別の業者ではOKでも他の業者ではNGとされる場合が多々あります。

  • スキャルピング禁止
  • 複数口座・異業者間の両建て禁止
  • アービトラージ禁止
  • 同一口座でも両建て禁止(稀)
  • 自動売買ソフトの利用禁止(稀)
  • 超高速のソフトの使用禁止
  • ボーナスの悪用禁止
  • クレジットカードの現金化禁止
  • 〇〇ロット以上の取引き禁止
  • 経済指標時の取引き禁止

など、もしかすると知らずに違反行為と思われるような行為があったのかもしれません。

違反行為があった場合は、どのような違反行為があったのか正確に問いただすようにして下さい。実際に違反行為をしてしまった場合、利益は帳消しとなります。

元金は口座凍結されても数日~数か月後に出金することが可能です。

4.その業者の口コミ・評判はどうか?

そして、最後にチェックしてみるのが、その海外FX業者が詐欺業者ではないかどうかです。

一般的に、国内で名前が知られている海外FX業者であれば、出金遅延などのトラブルがたまにあるとはしても、出金できないことはほぼありません。出金できないケースがあるとすれば、どのようなケースがあるのか口コミや評判を調べてみましょう。

もし、調べてみた時に情報が全く出てこない場合は詐欺に合ったと思った方がよいでしょう。

あるいは、ネガティブな口コミ・評判ばかりの海外FX業者だったとすれば、問題ありの業者を利用したことになります。

海外業者の詐欺は、日本の法律ではどうすることもできません。現地で対応できる弁護士もいるのですが、そもそも住所や代表者名なども偽っていますので、身元をつきとめるのは難しいでしょう。

詐欺に合った場合は、自分も不注意だったとあきらめるしか方法がありません。口座開設・入金する時点で慎重にすべきだったのです。

出金拒否にならない対策

出金拒否にならない対策
では最後に、出金拒否にならない対策をご紹介しておきましょう。

備えあれば憂いなし、というように口座開設・入金前の下調べが出金拒否に合わないために肝心なポイントとなります。

口座開設・入金前に調べておきたい4つの項目

  1. 海外FX業者の入出金ルールを調べておく(海外FXでは必須です)
  2. 利用規約を確認しておく(口コミ・投稿、問い合わせしておく)
  3. 無名・怪しい業者は絶対に利用しない
  4. 詐欺の手口を調べておく

と以上3つの項目を徹底するだけでも、かなり高い確立で出金トラブルを防ぐことができます。

詐欺の手口を知る

海外FX詐欺は以下のような流れで行われることが多いです。

  1. インターネット・SNSなどで募集・勧誘を行う → 資料送付や後日の電話で説明
  2. FX自動売買ソフトを販売する → 特定の取引口座の開設を義務づける
  3. 海外(稀に国内)の自動売買口座を開設 → 入金方法使い方などを指示する
  4. 入金後に取引・運用を開始 → 利益が出るケースが多い
  5. 出金依頼をする → 何らかの理由をつけて出金拒否
  6. 何度も出金依頼をする → 口座残高が大幅に減少、または連絡不通

詐欺だと気づくのは、残念ながら最後の⑥の段階です。

手口を知っておくことで、未然に出金トラブル・詐欺を防止することができますよね。

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ちなみに以下の記事では、安全な海外FX業者を見極める方法をご紹介しています。合わせて参考にして下さい。

まとめ

まとめ

海外FXは、その名称どおりに日本には支店がなく海外に拠点を持つ業者です。金融庁いわく、「無登録業者」と見なされていますが海外の業者であるため、そもそも登録など必要ないわけです。

よく誤解されるのが、「無登録業者 = 詐欺業者」という関係で、これは間違えです。

すべての海外FX業者が詐欺・悪質、出金トラブルがあるわけではありません。10年以上と海外FXで取引して、全くトラブルがない投資家も数多くいます。

要は、いかに入出金ルールや利用規約を理解したうえで海外FX業者を選ぶかがトラブルを避けるために不可欠なのです。

ただし、実際に詐欺業者がいるのも事実ですので、十分に注意する必要があります。
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結局のところ、どんなに安全だといわれる海外FX業者でも、日本の法律で対応できない以上は多少のリスクがあることを理解しておくことも大切です。

口コミ・投稿の情報も大いに活用しながら、少しでもトラブルの可能性が低い安全な業者を選ぶようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

個人投資家、ライター、アナリスト。海外メディアを駆使した市場リサーチが強み。副業トレーダーを経て、フリーランスとして独立。 株式投資、FX、金プラチナ、債券、外貨預金、ETF・投資信託、不動産などの分散投資を得意とする。