未来の相場を予想・予測する「未来予測・未来予想チャート」は、一部の国内FX業者が提供しているチャート分析ツールです。国内FXのサービスであっても、「未来予測・未来予想ツール」を海外FXでも活用する投資家は多いのです。
そもそも「未来予想チャート」とは?と知らない方もいるかもしれません。
未来予測・未来予想チャートとは
一部の国内FX業者では、「未来予測チャート/未来予測チャート」と呼ばれるチャート分析ツールを無料で提供しています。口座開設すると誰でも利用可能で、基本的な機能のみなら口座開設しなくとも使うことができます。
使い方や見方もシンプルで簡単。ぜひとも、国内FX業者が提供している「未来予想チャート」を海外FXのトレードでも活用していきましょう!
未来予測・未来予想チャートとは
「未来予想チャート」とは、
セントラル短資、JFX、ひまわり証券など複数のFX業者にて提供しています。
正式名称は形状予測チャート
複数のFX業者にて様々な名称で提供されている「未来予想チャート」は、どのFX業者でも同じソフトが導入されています。つまり、どこの「未来予想チャート」を使おうとも同じ内容だということです。
「未来予想チャート」は、もともとはソフトウェア会社の株式会社シンフォーが提供するソリューションプロダクトの1つで、正式名称は「形状予測チャート」といいます。
株式会社シンフォーから複数の国内FX業者が「形状予測チャート」を導入して、様々な名称で提供しているというわけですね。
過去のデータに基づいたチャート分析
「未来予想チャート」なんて聞くと、占星術や予見者をイメージしてしまいますが、「未来予想チャート」はあくまでもデータ分析となり、今後の可能性を参考までに提示するツールとなります。
先のことがわからないからこそ、投資・トレードで稼いだ時にはこの上ない満足感を得ることができるのです。「自分の読みは正しかった!」これがFX・投資の醍醐味だといえます。
未来予想チャートの特徴
「未来予想チャート」の特徴は、大きく3つあります。
- 予測チャートで今後のチャートの動きを予想
- 過去のデータから近似チャートを3パターン提示
- テクニカルランキングで売買シグナルなどトレード機会を提示
3パターンのチャート予想が提示される
「未来予想チャート」の特徴を簡単にいうと、今後のチャートの動きを3パターンで提示してくれることです。
過去の膨大なチャートのデータから、現在のチャートの形状に近いパターンを探して、そのパターンを参考に未来の相場動向の可能性を提示する仕組みになっています。
通貨ペア
予想できる通貨ペアは、
- USD/JPY
- EUR/JPY
- GBP/JPY
- AUD/JPY
- NZD/JPY
- EUR/USD
など5種類~16種類程度で、利用するFX業者によって異なります。
未来予測・未来予想チャートを提供するFX業者
「未来予想チャート」を提供しているFX業者は、
- JFX「未来予測チャート」
- セントラル短資「未来チャート」
- ひまわり証券「さきどりテクニカル」
- FXTF「未来チャート」
- 外為どっとコム「ぴたんこテクニカル」
- ヒロセ通商「さきよみLIONチャート」
- FXプライム「ぱっと見テクニカル」
- SBI証券「FX総合分析チャート」
- ジャパンネット銀行(PayPay銀行)「テクニカるナビ」
などがあります。
基本的に、複数の通貨ペアやシグナル機能などフル機能を活用するためには、各FX業者にて口座開設する必要があります。利用料は無料です。
未来予測・未来予想チャートの見方・使い方
ここでは、お試し版も使えるセントラル短資の「みらいチャート」を例に挙げていきます。
セントラル短資の「みらいチャートお試し版」へのアクセス方法
セントラル短資の公式サイト、トップ画面のメニューから「FXダイレクト」→「取引・情報ツール一覧」を選択します。
そうすると、ツール一覧が表示されますので、その中から「みらいチャート」をクリックします。
「詳細はこちら」をクリックすると、「みらいチャート」の詳細や「お試し版」へのアクセス画面が出てきますので、「お試し版はこちら」をクリックして下さい。
「お試し版はこちら」をクリックすると、「みらいチャート」の画面が出てきます。
お試し版で見れる通貨ペア
お試し版で見れる通貨ペアは、
- USD/JPY
- ZAR/JPY
- TRY/JPY
の3通貨です。
口座開設後に見れる通貨ペア
セントラル短資の「みらいチャート」のメリットは、口座開設すると16通貨のチャート予想が見れることです。
みらいチャートの時間足
「みらいチャート」で表示できる時間足は、
となります。
セントラル短資の口座開設はこちらからできます。
みらいチャートの機能
みらいチャートは「みらいチャート」と「売買シグナル」の2つの機能に分かれています。画面の上部にあるタグから切り替えることができます。
- 「みらいチャート」 → チャート予想・近似チャートの提示、テクニカルランキング
- 「売買シグナル」 → テクニカル分析による売買シグナル
みらいチャート
「みらいチャート」のページでは、今後のチャート予想とデータ分析による近似チャートが確認できます。
チャート予想
画面 黄色:現在のチャート → 画面 赤・青:予想チャート
メインチャートの画面は「黄色い部分」と「赤と青の部分」があります。「黄色い部分」が現在のチャートの動きで、「赤と青の部分」が予想チャートとなります。
予想チャートの色
- 太赤線(第1近似チャート)
- 細赤線(第2近似チャート)
- 細青線(第3近似チャート)
予想チャートの色は3色に分かれています。
- 第1近似チャート → 過去のチャートで最も近いパターン
- 第2近似チャート → 過去のチャートで次に近いパターン
- 第3近似チャート → 過去のチャートで3番目に近いパターン
太赤線で描かれたチャートが、「第1近似チャート = 最も現在のチャートの動きに近いパターン」となります。
サブチャート
メインチャートの下に、3枚のサブチャートが表示されます。これら3枚が近似チャートの3パターンです。
右から順番に、
- 第1近似チャート
- 第2近似チャート
- 第3近似チャート
となります。
テクニカルランキング
メインチャートの右側にテクニカルランキングが表示されます。
テクニカルランキングでは、主要テクニカル指標から売買シグナルが一番多く出ている通貨ペアが表示されます。テクニカルランキングの詳細は「売買シグナル」のページから詳しく確認できます。
売買シグナルの機能
みらいチャートの画面上部、メニュータグ「売買シグナル」を選択するとテクニカルランキングの詳細が表示されます。
画面の左側は、通貨ペアのテクニカル分析における売買シグナルを表示した「シグナルパネル」です。
画面の右側は、チャートにテクニカル分析の売買シグナルのポイントを表示した「テクニカルチャート」です。
グラフで見る売買シグナル「シグナルパネル」
シグナルパネルのグラフでは、どんなテクニカル指標においてシグナルが出ているのかが表示されます。
売買シグナルの対象となるテクニカル指標は、
- 単純移動平均線(SMA)
- 指数移動平均線(EMA)
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- MACD
- ストキャスティクス
- RSI
です。
表示されるシグナルは、
- 「買い」→ 買いのタイミング(トレンド転換)
- 「↑」→ 上昇シグナル
- 「売り」→ 売りのタイミング(トレンド転換)
- 「↓」→ 下降シグナル
シグナルが同時に出ている指標が多いほど、強い売買サインと見ることができます。
「テクニカルチャート」で見る売買シグナル
テクニカルチャートでは、左側のシグナルパネルに表示された売買シグナルがチャートで確認できます。
シグナルパネルの上でチャートで確認したいシグナルをクリックすると、テクニカルチャートに表示されます。
シグナルパネルの設定方法
シグナルパネルの設定は、パネル画面の上部にある「設定」ボタンからできます。
- シグナルを得たいテクニカル指標の選択
- 通貨ペアの選択
- 時間足の選択
などを設定して「確定」ボタンを押して下さい。
未来予測・未来予想チャートの活用方法
国内FX業者が提供している「未来予測・未来予想チャート」は、海外FXトレーダーの盲点にある隠れた名ツールだといえます。
海外FXを普段利用しているトレーダーは、MT4・MT5の充実したテクニカルツールに満足する傾向にあり、さらに各種インジケーター・EA・分析ツールなどがいくらでも使い放題です。海外FXのツールに慣れてしまうと、国内FX業者のツールは使えない、と思ってしまいがちです。
意外と見落としがちなのが、今回ご紹介した「未来予測・未来予想チャート」なのです。
最後に、海外FXで「未来予測・未来予想チャート」を活用する方法をご紹介していきます。
5つの活用方法
補足データとして小さな端末でも気軽に使える!
MT4・MT5が主流の海外FXでは、PCのモニター数枚を使って最大限にチャート画面を活用するトレーダーも少なくありません。PCのモニターはMT4・MT4の画面だけでもいっぱいいっぱいです。
そこで、気軽な補足ツールとしてタブレットやスマホ、小型のノートPCなどでも活用できるのが「未来予想チャート」です。
3パターンのシナリオが立てれる!
「未来予想チャート」では、3パターンの近似チャートが確認できます。あくまでも参考となるチャートパターンではあるのですが、その3パターンの方向に進んだ場合のトレード戦略を各自で想定することが可能です。
チャート分析の勉強になる!
近似チャートのパターンや、テクニカルチャートの売買シグナルを見ることで、チャート分析の勉強になります。「未来予想チャート」では、膨大な過去のデータから現在のチャートパターンに近いものが選択されています。自分で調べようと思っても不可能です。
無料で利用できる!
口座開設すれば、フル機能で「未来予想チャート」が使えます。口座開設しなくても、特定の通貨ペアなら確認できます。分析ツールは国内FX業者を使い、トレードは少額でもハイレバレッジがかけれる海外FX業者を使うことで、効率よく稼ぐことが可能となります。
それぞれの分析手法と組み合わせた攻略法が見い出せる!
それぞれにとって得意な分析手法や、使い慣れているテクニカル指標も様々だと思います。各自の分析手法と「未来予想チャート」のパターンを組み合わせることで、独自の攻略法を見出すきっかけとなり得ます。
未来予想チャートの注意点
「未来予想チャート」は、過去のデータから最も近似しているチャートを分析して、相場予想を行うツールです。100%必ず、未来予想チャートが表示した方向に進むというわけではありません。
未来予想チャートは大いに役に立つチャート分析ツールですが、依存し過ぎないように注意することが大切です。
また、こちらの記事ではトレードノートの付け方や分析方法をご紹介しています。合わせて参考にしてみて下さい。
まとめ
「未来予測・未来予想チャート」は一部の国内FX業者が提供しているチャート分析ツールで、大もとのシステムはどれも同一の「形状予測チャート」を採用したものです。利用するFX業者によって、通貨ペアや時間足の種類が異なりますが、基本的な機能はどのFX業者を使っても同じです。
「未来予想チャート」で確認できるのは、
- 近似チャートを使った相場予想
- 3種類の近似チャートのパターン
- テクニカル分析による売買シグナル
と大きく3つあります。