海外に拠点を持つ海外FXは当然ながら、使い勝手も国内FXとは異なります。資金管理や取引ツールの使い方など不安に思う方は多いでしょう。
海外FXに興味があっても、いきなりリアル口座の取引には抵抗がありますよね。まずはリスクゼロの方法で取引を練習したいものです。
海外FXでトレードを練習しよう!
海外FXはハイレバレッジの取引が可能で、MT4・MT5が使えることが大きな特徴。他にもボーナスがあったり、為替市場で直接取引が出来たりと国内FXよりも、海外FXに魅力感じる投資家は増えてきています。
しかし、あくまでも海外FXは文字通り国外のFX会社です。入出金方法が限られていたり、MT4の操作が難しかったりと、いざ始めるにあたって足踏みしてしまう方も少なくありません。
と思い悩んでいる方はリアル口座を開設しなくても、海外FXでトレードを練習する方法があるのです。まずはリスクゼロの方法で、練習・シュミレーションができるので安心です。
海外FXでトレードを練習する方法
海外FXでトレードを練習する方法は大きく3つあります。
- 海外FXのデモ口座で練習する
- ボーナスで口座開設して練習する
- 海外FXのトレード練習ツールで練習する
- 海外FXのシミュレーションツールでバーチャル練習する
1.デモ口座で練習する
海外FXでは、国内FX同様にデモ口座の開設ができます。
資金の入金や個人情報の提供が不安だったりでリアル口座の開設はちょっと・・・と思われる方は、メールアドレスのみでデモ口座開設が可能です。もちろん資金も不要で提供する情報もごく限られているので、わずか数分ですぐにトレードできるようになります。
デモトレードコンテストも活用できる
あと、腕に自信がある方にぜひおすすめなのが、海外FXならではのデモトレードコンテストです。
デモトレードは、通常のデモ口座を開設して参加できるトレードコンテストです。もちろん資金はゼロ円で、上位にランクインするとボーナスや賞金(500ドル~1,000ドル程度)がもらえます。練習のつもりで参加してみるのも1つの練習方法です。
デモトレードコンテストを開催している海外FX
など・・・
2.ボーナスで口座開設して練習する
海外FXでは、入金しなくてもボーナスがもらえる海外FX業者があるので、デモ口座の開設は意味がないという投資家も結構多いです。
ボーナスをもらうためにはリアル口座の開設が必要となりますので、本人確認証明書類を提出したり投資・資産状況の質問に答えたりなど、それなりの情報提供が必要。口座開設からボーナスをもらうまで時間も数日程度かかります。
未入金で口座開設ボーナスがもらえる海外FX業者
など・・・
3.海外FXのシミュレーションツールで練習する
海外FXでトレードを練習する方法として、ぜひ試してみたいのがトレンド練習ツールです。トレード練習ツールは、ごく一部の海外FX業者が提供しているサービスで、トレードした期間のデーターをすべて録音・保存しておくことが可能なツールです。無料で利用することができます。
どういうことかというと、過去に遡って巻き戻しや早送りで当時のトレードが再現できるのです。
トレード練習ツールを提供しているのは、今のところメジャーな海外FX業者ではAXIORYのみです。あと、英語版のみとなりますがThinkMarketのプラットフォームが練習に利用できます。
4.海外FXの計算ツールでバーチャル練習する
あと、実際にトレードするわけではないのですが、海外FX各社が提供している計算ツールを使って、バーチャル的な練習が可能です。
例えば、いくらの損失が出たらロスカットなのか、50pipsでいくらの損失になるのか、レバレッジ100倍ならいくらの資金が必要なのか、などと資金計画トレード計画を立てることができます。
おもな計算ツールには以下のようなものがあります。
- 損益計算ツール
- pips計算ツール
- 証拠金計算ツール
- スワップ計算ツール
- 税金計算ツール
各種計算ツールを提供している海外FX業者
など・・・
海外FXのシミュレーションツールとは
いくつか海外FXのトレードを練習する方法がある中、それぞれのトレード手法を徹底的に研究したい方におすすめなのが「シミュレーションツール」です。メジャーな海外FXではAXIORYが提供しています。
そもそも、このシミュレーションツールとはどのような機能を有しているのか、特徴やメリット・デメリットを解説していきます。
シミュレーションツールの機能・特徴
MT4・MT5など一般的な取引ツールは、過去のデータを見ることはできても、リアルタイムでチャートを動かすことはできませんよね。いくらの為替レートで、どれくらいのロット数、ポジションの詳細は確認できますが、エントリー直後のチャートの動きなど細かいことはチェックできません。
1分足で表示させることも可能ですが、過去に遡ってデータを調べるのは手間も時間もかかります。
シミュレーションツールの機能・特徴は、
- 指定の日時・時間に移動できる
- 巻き戻し、再生、早送りが可能
- 過去のチャートでエントリー・エグジットできる
- 豊富なテクニカル分析機能
- 充実した描画機能
- 無料で利用できる
などです。
通常のトレードではエントリーからエグジットまで、時間や日数がかかりますよね。練習を重ねて経験値を積みたくても、なかなか思うようにトレードを重ねることが難しくもあります。
シミュレーションツールのメリット・デメリット
シミュレーションツールのメリット・デメリットをまとめておきました。
メリット
メリットは、すぐにトレード戦略のテストができて、結果もすぐにわかることです。エントリーしたら、早送りして時間を短縮することができます。仮に数時間程度の取引だとしても、50回、100回とこなすにはかなりの時間がかかります。シミュレーションツールを使えば、5分で数時間~数日のトレードが完了します。
また、チャートが変化する推移を何度も繰り返して再現できるので、通貨ペアや時間帯、トレード手法のクセやパターンが掴みやすいこともメリットです。
さらに、完全無料で利用期間の制限もないため、好きなだけ使うことができます。リアル口座開設後も各自のトレード戦略のバックテストや練習用に使うことができます。
デメリット
デメリットは、リアルトレードとは精神状態が全く異なる点です。実際に資金を使って、リアルタイムのトレードでは緊張もすれば市場の動きに振り回されることもあります。精神状態が異なるため、現実に想定通りのトレードができるとは限らないのです。
もう1つのデメリットは、あくまでもシミュレーションツールは過去のデータが活用できるツールですので、シミュレーションツールで勝てたとしてもリアルトレードで勝てる保証はないということです。
そして、使えるインジケーターの数や描画ツールの数もMT4・MT5に比べると、圧倒的に少なくなる点もデメリットだといえます。
シミュレーションツールの使い方
それでは、実際にAXIORYのシミュレーションツール「fxSimulator」の使い方を解説していきます。
1.AXIORYの公式サイトから無料登録
AXIORYの公式サイトのメニュー「ツール」から「fxSimulator」を選択します。
次に、登録画面が出てきますので、名前、メールアドレス、電話番号を入力。利用規約の同意にチェックを入れて「Get Started/利用を開始する」をクリックします。個人情報の入力の抵抗がある方は、メールアドレス以外は架空のものでも大丈夫です。
2.fxSimulatorにログインする
登録が完了したら、fxSimulatorの公式サイトからログインします。
メールアドレスと各自で設定したパスワードにてfxSimulatorにログインします。
メールアドレスとパスワードを入力して、「Login/ログイン」ボタンをクリックするとログインできます。
3.日本語に設定する
日本語で使いたい方は、言語を日本語設定にします。
- 画面左上にある「SETTINGS」のボタンを押す
- 右側のメニューから「Language」を選択
- 中央に表示される「Platform Languge」→「Japanese」に選択
- 「Save」ボタンを押して完了
4.チャートを表示する
チャートを表示するには、画面左側にある気配値表示の一覧から通貨ペアを選択します。
通貨ペア一覧の右端にある「チャートアイコン」をクリックすると、チャートが表示されます。
複数のチャートを表示させる
複数のチャートを表示させたい場合は、チャート画面右上にある表示設定のアイコンから操作できます。
5.トレードする日時を設定する
fxSimulatorは過去に遡ってトレードできます。最大で遡れるのは2016年1月です。約5年間の期間から選択してトレードできます。
日時指定の画面を表示させる方法は、
- 通貨ペアのチャートの上で右クリック → 指定日付けに移動をクリック
- 希望の日時を入力 → 移動をクリック
日時の選び方
日時の選ぶ方法は、大まかに月足・週足・日足などでチャートを確認して、
- 下降基調にある時期
- 上昇基調にある時期
- レンジ相場にある時期
など相場動向から選択する方法があります。
また、例えば大統領選があった時、Brexitの発表があった時、経済指標の発表時などテーマを定めてからその日時を設定する方法もあります。
6.新規注文・決済方法
通常のトレードで注文するように、fxSimulatorの注文機能を使ってエントリー(新規注文)/エグジット(決済)できます。
注文画面は、左側にある気配値表示の上のタグを「新規注文」に切り替えると表示できます。
- 成行注文
- 指値注文
- 決済指値注文
- 決済逆指値注文
から注文方法が選択できます。
エントリー(新規注文)/エグジット(決済)はこの画面から行います。
7.保有ポジションの確認方法
新規注文にて保有したポジションは画面の下部「未決済取引画面」に詳細が表示されます。
表示される情報は、
- 通貨ペア
- Lot数
- 取引種別(Buy/Sell)
- 開始時刻
- 取引価格
- コミッション
- スワップ
- 総利益
- 利益
時間の経過とともに、通常の取引のように詳細は変動していきます。
8.再生・早送り機能を使う
「再生」「早送り」機能を使って、過去の取引を再生したり、取引経過や損益状況の確認が可能です。
日時指定で過去に移動した状態
日時指定で移動した時点ではチャートは動いていません。ここで「注文」を入れて、経過を見たい場合はチャート画面の下部にある「再生」ボタンを押します。
「再生」を押すと時間が経過
「再生」ボタンを押すと、時間が経過しますのでチャートが動き出して、損益状況も変化していきます。
「早送り」で時間経過を加速させる
「早送り」ボタンを押すと、時間の経過を早めることができます。「早送り」の速度を倍速で選択します。
- 2倍速
- 4倍速
- 8倍速
- 16倍速
- 32倍速
- 64倍速
例えば数週間後・数か月後・数年後と早めたいときは倍率を大きくします。倍速の「早送り」機能で、すぐにトレード結果を確認することができるのです。
シミュレーションツールが使える海外FX業者
シミュレーションツールが使える海外FX業者はAXIORYとThinkMarketsの2社があります。
AXIORY
AXIORYは、スプレッドの狭さ・約定力の高さ、全額信託保全、独自のインジケーター・ツールが豊富な海外FX業者です。
現時点では、fxSimulatorのような特殊なトレード練習ツールを提供している業者は他にはありません。
AXIORYは、シミュレーションツールだけでなく、チャート自動検出が可能なオートチャーティストや、日本時間表示インジケーターなどトレードに役立つサービスが豊富なことが大きな特徴です。まずはfxSimulatorから無料・簡単登録で始めてみましょう。
ThinkMarkets
ThinkMarketsは、海外FX業者の1つでリアルタイムのトレードも可能ですが、英語版のみとなるので若干ハードルが高い業者だといえます。英語に抵抗がない方におすすめです。
ThinkMarketsが提供しているシミュレーターツールは、過去検証ツールとして一部のトレーダーから高く評価されています。
まとめ
海外FXでトレードを練習する方法は、
- 海外FXのデモ口座で練習する
- ボーナスで口座開設して練習する
- 海外FXのトレード練習ツールで練習する
- 海外FXのシミュレーションツールでバーチャル練習する
以上の4つの方法があります。
中でもおすすめの練習方法として、今回はAXIORYのfxStimulatorをご紹介いたしました。
登録・利用開始は1,2分程度で簡単にできます。ぜひ、海外FXトレードの練習をしてみたい方は使ってみて下さい!