Instant ExecutionとMarket Execution

Instant ExecutionとMarket Execution

海外FXをする中で、慣れてくるとInstant ExecutionとMarket Executionという用語を見る機会が出てくると思います。これは海外FX業者の比較検討の際にも、海外FX口座の比較検討の際にも、重要なポイントになる用語なのでしっかり把握しておきましょう。

Instant Execution(インスタントエクスキューション)

「インスタント」は「すぐに」という意味で、インスタントラーメンの「インスタント」です。「エクスキューション」は、実行するという意味で、海外FXの場合は、注文を決済するという意味になります。

つまり、「インスタントエクスキューション」は、即時注文決済を意味します。海外FXトレーダーが注文したら、それを海外FX業者が決済します。つまり、海外FX業者が注文を「呑む」形になるのです。実際の取引はこの時点では発生していません。ただし、ほぼ同時にカバー先の銀行(中堅・大手LPなど)に注文を流すので「呑み」が発生している状況は一瞬です。

「インスタントエクスキューション」の場合は、海外FX業者が呑む形になるため、即時決済でありスリッページが発生しないのです。その代わりにリクオートが発生します。

Market Execution(マーケットエクスキューション)

「マーケットエクスキューション」は、逆で海外FX業者が注文を呑むのではなく、直接、銀行(中堅・大手LPなど)に注文を出す取引方法のことです。

直接注文するため、リクオートは発生しませんが、直接の取引で注文が即時に決済されない状況も起こるため、スリッページが発生します。

どちらがいいというわけではなく、取引スタイルによって変更

海外FXを利用している場合、どちらがいいというわけではなく、一長一短があると言えるでしょう。

100万通貨というような大口の取引を行う場合は、確実に注文が可能な「マーケットエクスキューション」が良いですし、数千円単位からの取引であれば、必然的に「インスタントエクスキューション」がメインになってきます。

海外FX業者の多くは、「インスタントエクスキューション」を採用しているため、小口から初心者でも楽しめる形になっています。

中級者以上になって、取引額が大きくなってくると直接注文をやりとりする「マーケットエクスキューション」の業者の方がスプレッドと取引手数料の合計のコストが安くなるため、メリットが大きいのです。

初心者の方は、まずはこのInstant ExecutionとMarket Executionについて概要を知っておけば、海外FX業者選びに必要以上に意識する必要はありませんが、取引額が100万通貨を超えてきたら、「マーケットエクスキューション」の業者を探すと良いでしょう。

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